- 基礎知識
眉毛の左右差を3分で整える!初心者の男性でも自然に仕上がる直し方

鏡を見るたび、左右の眉毛が違って見える。そんな違和感を感じた経験はありませんか?
片方が上がって見える、薄い、角度がずれている。
これらは清潔感を左右する大きなポイントです。特に、仕事での商談やプライベートでの初対面の場面では、顔の印象は相手に与える影響が大きく、眉のバランスひとつで表情全体の印象が変わってきます。
難しそうに思えても、基本を押さえれば3分で整えられます。特別な技術は必要ありません。今回の記事では、初心者の男性でも自然に仕上げられる眉毛の整え方を、段階を追って解説します。眉を整えて印象を変えたい方は、ぜひ参考にしてください。
このコラムを読んでわかること
・鏡とスマホを使って眉の左右差を確認し、「確認・補正・ぼかし」で自然に整える基本手順が理解できる。
・初心者がそろえるべき道具と、眉ペンやコームの正しい使い方・選び方がわかる。
・自分に似合う眉の基準ラインを見つけ、角度や濃淡を整えるコツが身につく。
・眉の左右差タイプ別の直し方や、医療アートメイクによる長期的な補正方法が学べる。
まずはここだけ覚える|眉の左右差を3分で目立たなくする手順

眉の左右差を整える最初のステップは「確認・補正・ぼかし」の3つです。この流れさえ覚えておけば、忙しい朝でも短時間で整った眉がつくれます。まずは、それぞれのポイントを解説します。
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鏡とスマホのカメラで左右差を確認する
まず、鏡の前に立って眉全体を見渡します。このとき、正面からだけでなく、スマホのカメラを使って自撮りしてみましょう。鏡越しに自分の目で見る顔と、写真に映る顔では印象が異なる場合が多く、写真で確認すると角度や高さの違いが客観的に見えてきます。他人から見た自分の印象に近いのは、実は鏡よりもカメラ越しの顔です。
特に注目すべきは「眉山」と「眉尻」の高さ。眉山が片方だけ高いと、表情が不自然に見えがちです。顔全体のバランスを見ながら、低いほうを少しだけ描き足す意識を持ちましょう。
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片方が薄い部分は毛の流れに沿って埋める描き足し方
次に、薄い方の眉を自然に整えます。眉ペンを使うときは、毛の流れに沿って一本ずつ描き足すのがコツです。力を入れすぎると線が濃くなり、ベタッとした塗りつぶしのような仕上がりになって違和感が出やすいので注意が必要です。
短く、軽く、何度かに分けて色をのせるイメージをもちましょう。毛並みに合わせて描くだけで、自然な立体感が出ます。仕上げに一歩引いて鏡を見ると、左右のバランスがよりわかりやすくなります。
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コームでぼかして毛流れをそろえる
描き足した後は、コーム(眉をとかす小さなブラシ)で軽くとかして仕上げます。ぼかしが入るだけで眉の輪郭がやわらぎ、整えた感が自然になります。上から下に力強く動かすのではなく、毛の流れに沿って軽く払うようにそろえてください。
眉尻から眉頭へ向けてとかすと、濃淡のムラも整います。この「ぼかし」工程を加えるだけで、清潔感のある仕上がりに。逆にこの工程を省くと、どんなに丁寧に描いても「描きました」という人工的な印象が残ってしまいます。
初心者でも安心|失敗しない最低限の道具と選び方

最初から多くのアイテムをそろえる必要はありません。むしろ道具が多すぎるとどれを使えばいいか迷ってしまい、かえって手間がかかります。ここから紹介する基本の3つを選び、使いこなせるようになりましょう。
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必須は眉ペン・コーム・コンシーラーの3つだけ
必要なのは次の3つだけです。
- 眉ペン(ペンシルタイプ)
- 眉コーム
- コンシーラー
眉ペンで足りない部分を描き、コームで自然に整えたらコンシーラーで余分な線をぼかします。この3点があれば、初心者でもバランスよく整えられます。
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薄い片眉を自然に埋める色と太さの選び方
黒髪の男性は、髪より少し明るめのグレーやブラウンを選ぶのがポイントです。黒すぎると眉が浮いて見えるため、あえてトーンを上げると自然になります。
また、眉ペンは細めの芯を選びましょう。太い線を一度に描くとムラが出やすく、修正も難しくなります。細く少しずつ描けば、自然な陰影が生まれます。
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コームの基本の動かし方と力加減
コームを使う目的は「形を整える」だけではありません。眉毛の根元に空気を含ませ、立体的な毛流れをつくる効果もあります。コームでとかせばペタッと寝ていた毛が立ち上がり、眉全体にふんわりとした自然なボリューム感が生まれます。
力を入れず、軽く撫でるように動かしましょう。整いすぎて「描いた感」が出てしまう場合は、指先で軽く押さえると自然に落ち着きます。コームを使う回数は2〜3回で十分です。
自分の基準ラインを決める|似合う眉を簡単に見つけるコツ

基準があいまいなままでは毎回バランスがずれてしまうため、眉毛の左右差を修正する際には、どこを基準に整えるかが大切です。ここでは、3つのコツを紹介するので、ぜひ押さえておきましょう。
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眉頭・眉山・眉尻の位置を顔のパーツで決める
眉頭は小鼻の延長線上、眉山は黒目の外側、眉尻は口角と目尻を結んだ延長線上です。この3点を意識すると、自然な形がつくりやすくなります。ペンシルで軽く印をつけてから整えると、左右のズレも少なくなります。毎回同じ基準で描けるようになると、安定感が生まれます。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくると自然と目測で位置がわかるようになります。
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片方が薄い眉は太さと角度をそろえる意識が大事
薄い眉を埋める際は、太さより角度に注意しましょう。眉尻の傾きがそろうだけで、全体のバランスが整って見えます。角度がずれていると、片方の眉だけが怒って見えたり、逆に困ったような表情に見えたりする可能性があります。
無理に濃くする必要はありません。足りない部分を少しずつ補いながら、全体をそろえましょう。
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濃さは眉尻をしっかり、眉頭は薄めで自然に
眉全体を同じ濃さで描いてしまうと、どうしてものっぺりとした印象になりがちです。まずは眉頭をやや薄めに整えて、眉尻へ向かうほど少しずつ濃さを出していく流れを意識しましょう。

濃淡の差がつけば横顔でも立体感が際立ち、自然と引き締まった雰囲気になります。鏡を少し離してバランスを確認しながら仕上げると、より洗練された眉に整えられます。
タイプ別の直し方|片方が高い・薄い・角度が違うを解決

眉毛の左右差にはいくつかのパターンがあります。自分の眉がどのタイプに当てはまるかを知れば、より的確に修正できます。続いては、タイプ別に整え方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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片方が上がって見える時は低い側に描き足す
眉の位置が片方だけ上がって見える場合、低いほうに描き足すのが基本です。高いほうを削るよりも、低いほうを少し足しましょう。削ると取り返しがつきませんが、描き足すだけなら失敗してもやり直しがききます。
さらに、描くときは眉山の位置に注目してください。角度を合わせるように描くだけで、表情が柔らかくなります。
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片方が薄い眉は一本ずつ丁寧に埋めると自然
片眉だけ薄い場合は、線を重ねすぎないようにすることが大事です。毛流れに沿って一本ずつ足していくと、立体感が出ます。塗りつぶすよりも隙間を埋める意識をもち、少しずつ重ねていきましょう。
一気に描こうとすると濃くなりすぎるので、3回に分けて少しずつ足していくイメージで取り組むと失敗しにくくなります。
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角度が違う時は眉山を合わせてバランス調整
左右の眉の角度が違って見える時は、「眉山の位置と高さを左右でそろえること」に集中してバランスを調整しましょう。眉山は眉の印象を決定づける重要ポイント。ここがそろうだけで、全体の角度差は目立たなくなります。
角度が急な眉の眉山は、その下側をコンシーラーで消せば角度を緩やかに見せてくれます。逆に角度が緩やかな眉は、眉山の上側をペンシルで描き足して角度をつけましょう。
医療アートメイクという選択肢も知っておく

毎日の描き直しが手間に感じる場合は、医療アートメイクも選択肢のひとつです。最後に、医療アートメイクを取り入れるメリットと注意点を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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医療アートメイクなら片方が薄い眉も長期的に補正できる
眉の濃さに差があったり、片眉だけ形が崩れやすかったりすると、どうしても印象が安定しません。医療アートメイクは、そのような気になる差を長期間カバーできる施術です。水や汗にも強く、スポーツ中も外出先でも眉が消える心配がありません。
皮膚の浅い層に色素を入れる技術を使うため、自分では描きにくい細かな毛流れまでリアルに再現。仕上がりが自然なままキープできて、朝の身だしなみ時間を短縮できるのも魅力です。
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メンズでも増えている眉アートメイクのメリットと注意点
眉アートメイクは女性だけでなく男性の利用者も増加しています。メリットは、なんといっても「朝の準備時間の短縮」と「自然な仕上がり」です。一度施術を受ければ、数年間は左右対称で整った眉を維持でき、忙しいビジネスマンからも支持を集めています。
しかし、医療アートメイクをするなら、骨格や顔の印象に合わせたデザインと、信頼できる施術者選びが求められます。カウンセリングの際には、自分の希望だけでなく、顔のバランスや骨格に合ったデザインを提案してくれるクリニックを選びましょう。
まとめ
眉毛の左右差は、ちょっとした意識とテクニックで誰でも整えられます。大切なのは、完璧を目指すよりも「自然に見えるバランス」を意識すること。鏡を正面から見て、左右の高さ・角度・太さをそろえるだけで、顔全体の印象がぐっと引き締まります。
朝の身だしなみのひと手間で、清潔感と信頼感をプラス。今日から3分でできる眉の整え方を習慣にして、自然で好印象な表情を手に入れましょう。
よくある質問
- Q.黒髪に合う眉ペンは何色が無難ですか?
- A.黒髪の方には「ダークグレー」または「アッシュブラウン」が無難です。真っ黒なペンシルは不自然になりがちですが、ダークグレーやアッシュブラウンは黒髪に馴染みながらも、重たくなりすぎず、自然な立体感が出せます。
- Q.左右差が大きい日は剃った方が早いですか?
- A.左右差の修正において、安易に剃るのはおすすめしません。剃りすぎると左右差が拡大し、修正しにくくなります。左右差が大きい日でも、まずはコンシーラーで不要な部分を隠し、低い・薄い側に描き足して調整しましょう。
- Q.運動で汗をかいても崩れにくくするにはどうすればいいですか?
- A.描いた眉を崩れにくくするには、「眉毛用コート(アイブロウコート)」がおすすめです。メイクの最後に眉全体にコートを薄く塗布すれば、汗や皮脂から描いたラインを保護し、長時間キープできます。また、油分の少ないパウダータイプのアイブロウも人気です。

