
- 基礎知識
白髪に似合う眉毛の色の選び方とメイクテクニック
最近では白髪を活かした「グレイヘア」が流行っていますよね。ただ、白髪がない時からずっと同じような眉毛の色を続けていると、いざ白髪が目立つようになった頃に鏡を見ると、ふと「眉毛の色だけ浮いている…?」と感じるかもしれません。
実は、顔の印象の8割は眉毛で決まる!と言われるほど、眉毛は大きな存在。
髪と眉毛の色のバランスはとても大切なので気になってしまうのはごく自然なことです。
だからこそ、「どんな色を選べば自然に見えるのか」「どうすれば簡単に調和のとれたメイクができるのか」を知りたいと思いませんか?
この記事では、白髪にも似合う眉毛の色選びのコツから、プロ級のメイクテクニック、さらに色持ちを長続きさせるケア方法までを徹底解説!「知って良かった!」と思えるヒントがきっと見つかるはずです。ぜひ最後までお読みください。
このコラムを読んでわかること
・白髪に合わせた眉毛の色選びが重要
年齢に応じて白髪は増えるもの。そのため、髪色に合わせた眉毛の色選びをすることで、よりナチュラルで調和のとれた仕上がりになります。
・年齢や白髪の量に応じた色選びの工夫
50代以降は白髪が目立ち始めるため、あえてグレイヘアにする場合は、眉毛も少し明るく、柔らかい色味を選び、白髪の量に応じて、眉毛の色を少し明るめに変えると、眉毛が浮かずに自然に馴染みます。
・眉毛の形と色調整の方法
眉毛の形は自然で柔らかなアーチ型に整えると、顔立ちが優しく見えます。色に関しても、髪色や肌のトーンに合わせて調整することが大切です。スクリューブラシを使って眉毛の毛並みを整え、アイブロウパウダーや眉マスカラを使うことで、立体感が出て全体の印象が引き締まります。
白髪に似合う眉毛の色を選ぶ重要性

白髪に似合う眉毛の色を選ぶことで、顔全体の印象が自然と引き締まり、若々しい魅力が引き立ちます。眉毛は顔のフレームとして重要な役割を果たし、髪や肌との調和が取れていることで、より自信を持った外見を演出できます。この章では、白髪と眉毛の色選びがどのように印象を変えるかを詳しく解説します。
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なぜ白髪に合う眉毛の色が重要なのか眉毛の色は髪色に合わせるのが基本のため、髪色が白髪に変わると、それまで使っていた眉毛の色が顔全体から浮いて見えることがあります。特に、濃い色の眉毛は顔を重く見せる原因になり、白髪とのギャップが目立つ場合があります。
では白髪に合わせて眉毛も白髪にすれば良いかというと、そんなことはありません。
白髪の量にもよりますが、ハイトーンのグレイヘアやシルバーヘアの場合、眉毛まで白髪だと全体的に白髪の印象が強すぎて『THE・白髪』という感じに…。
このような違和感を解消するには、『グレーカラー+ブラウン』の眉毛がおすすめです。たとえば、白髪に合わせて明るいグレーやライトブラウンのトーンを選ぶと、顔全体が柔らかい印象になります。また、年齢を重ねるごとに肌の透明感は失われがちですが、眉毛の色は、年齢や髪色に応じて変化させることが必要です。適切な眉毛の色を選ぶことで、肌の色と調和し自然な印象に繋がります。
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白髪と眉毛の色のバランスを保つための基本原則白髪に似合う眉毛の色を選ぶ基本のルールは、髪の明るさに合わせつつ、眉毛を髪色より少しだけ暗めのトーンに調整することです。具体的には、髪色が白髪に近い場合、眉毛はライトグレーやソフトブラウンなど、白髪に対してやや濃いめの自然な色味が適しています。黒、赤みや黄味が強いブラウン、濃すぎる色など、髪色に対して主張が強すぎる色はちぐはぐな印象になってしまうので注意が必要です。この調整によって顔に立体感が生まれ、表情に柔らかさが加わります。
肌のトーンも色選びに重要なポイントです。例えば、イエベ春・秋など暖かい肌トーンの場合はライトブラウンやウォームグレーが適し、ブルベ夏・冬など寒色系の肌にはクールトーンのアッシュグレーやソフトブラックが似合います。眉毛が髪色だけでなく肌や瞳の色とも調和していると、全体的に自然な印象になります。
さらに、眉毛を整える際には、明るいトーンの眉マスカラを使用して毛並みを整えると、色が馴染みやすくなります。なおグレイヘアは「あえて」感が重要です。白髪を放置している印象を持たれないためには、上品さや清潔さが重要となります。そのためには髪型やメイク、服装など含め整えることで「あえて」グレイヘアを楽しんでいる印象を与えることができ、おしゃれでナチュラルな印象を与えることができます。
白髪に合う眉毛の色の選び方

白髪に似合う眉毛の色を選ぶ際には、髪の白髪の量や年齢、肌トーンを考慮することが大切です。それぞれの要素に応じて適切な色を選ぶことで、自然でバランスの取れた外見を作り出せます。この章では、白髪に合う眉毛の色の選び方について具体的なポイントを詳しく説明します。
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年齢に応じた眉毛の色の選び方ある程度年齢を重ねると髪だけでなく眉毛にも白髪が混じってきますよね。
若いころの濃い眉毛が魅力的だったとしても、眉毛や髪の白髪に応じて眉毛のアップデートも必要です。
50代以上では明るめのトーンに切り替えることで、老けた印象にならず顔立ちを優しく引き立てることができます。
特にライトブラウンを使うと、髪色や肌トーンと調和しやすく自然で若々しい印象になりますよ。また、黒髪に合わせて黒のアイブロウペンシルを使用していた方は、シルバーヘアやグレイヘアには色味が重すぎて顔全体が強い印象になってしまいます。
その場合も少しライトトーンに切り替えることで、自然に馴染みますのでチャレンジしてみてください。 -
髪の白髪の量と眉毛の色の調整髪全体が白髪のシルバーヘアの場合、眉毛もそれに合わせた調整が必要です。今まで髪色と眉毛の色は合わせるのが基本でしたが、髪色が白いからと眉毛まで白くしてしまうと違和感に繋がるので避ける方がベター。
そのため完全な白髪の方には、グレー系、またはグレーとブラウンが混じったような色がおすすめです。特にグレーは一色にせず茶色が混ざることにより髪色との統一感が生まれるだけでなく、肌トーンともバランスを取りやすい特徴があります。一部が白髪でまだ色味が残っているグレイヘアの場合は、ダークブラウンやアッシュ系のトーンが適しています。この色合いは白髪と自然なグラデーションを作り出し、違和感なく全体のバランスを整えることができます。また、眉マスカラを使用して軽くトーンを調整することで、髪と眉毛の一体感を高められます。
なお白髪が多い髪色の場合パウダータイプで「ふんわり眉」に。白髪が少ない髪色の場合はペンシルタイプで「くっきり眉」にするのがおすすめです。 -
自然な見た目を保つための色の選び方眉毛の色選びでは、髪色だけでなく肌のトーンや目の色も重要なポイントです。たとえば、4種類(イエベ春・イエベ秋・ブルベ夏・ブルベ冬)のパーソナルカラーのうち、肌が暖色系の場合は、ライトブラウンやウォーム系のトーンを選ぶことで、柔らかく親しみやすい印象を与えます。一方、寒色系の肌には、アッシュブラウンやクールグレーなどが調和しやすい色です。いずれにしても、黄味や赤みが強すぎると眉毛が浮いてしまうので注意は必要です。(ご自身でパーソナルカラーが分からない場合はぜひウェブ等で調べてみてくださいね)
さらに、目の色も考慮することで、より自然な仕上がりを目指せます。例えば、明るい瞳の方には少し淡めの色が、暗めの瞳の方には深みのあるトーンがよく似合います。眉毛の色を肌と瞳のバランスで決めることで、顔全体の調和が取れ、自然な見た目を保つことができます。
具体的な眉毛メイクの方法

眉毛の色を選んだ後は、正しい方法でメイクを施すことで、自然で魅力的な仕上がりを実現できます。使う道具や手順をしっかりと理解し、自分に合った方法で進めることがポイントです。ここでは、具体的なステップと白髪に合う眉毛メイクのテクニックを詳しく解説します。
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眉毛の色を変えるためのステップバイステップガイド眉毛メイクを成功させるには、基本のステップを丁寧にこなすことが重要です。
まずはスクリューブラシで毛流れを整えてから、眉毛の形を決めましょう。眉頭:小鼻の延長線上
眉山:目尻側の白目の端の上
眉尻:眉尻は小鼻と目尻を結んだ延長線上
そして眉毛の太さは基本的に目の縦幅の2/3が理想的と言われています。
ある程度理想の形が決まったらアイブロウペンシルを使って眉毛の形を整えます。
このとき、眉尻は自然なアーチを意識しながら輪郭を描くと、柔らかい印象に仕上がります。
次に、アイブロウパウダーを全体に乗せます。パウダーを使用するとふんわりとした立体感が加わります。眉尻側に比べ、眉頭は濃くなりすぎないように色味を調整します。
仕上げにはスクリューブラシを使って全体をぼかし眉毛を自然に整えましょう。特に白髪に合わせる場合、濃淡をコントロールすることで、眉毛が顔全体に溶け込むような仕上がりが得られます。また、必要に応じて眉マスカラや眉毛用コートを使用することで、メイクを長時間キープすることができます。
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白髪に合う眉毛の形と色の調整方法白髪に似合う眉毛メイクでは、形と色のバランスが重要です。柔らかいアーチ型の眉毛は、白髪による優しい印象を引き立てる理想的な形です。眉尻をあまり尖らせず、自然なカーブを意識すると、全体の印象が柔らかくまとまります。
昔からずっと同じ方法で眉毛を描いている方は少なくありません。細眉や角度のきつすぎる眉毛は一昔前に流行った「残念なシニア眉」になってしまうので、なるべく避けて適度に今時のセンスを取り入れましょう。色の調整には、眉マスカラが便利です。グレー系やアッシュブラウンの眉マスカラを使用することで、髪と眉毛の色が馴染みやすくなります。さらに、毛並みを整えることで、より立体感のある仕上がりに。例えば、白髪が多い場合は、マスカラで淡いトーンを作りつつ、ペンシルで濃さを足して調整するとバランスが取りやすくなります。
こうすることでのっぺりとした眉毛にならず、ナチュラルで魅力的な眉毛になります。
白髪に合う眉毛の色を保つためのケア方法

眉毛の色を長持ちさせるには、日々のケアが重要な役割を果たします。適切なケアを行うことで、自然な色合いを保ちつつ、健康的で美しい眉毛を維持できます。この章では、日常的なケアと色を長持ちさせる具体的な方法を詳しく解説します。
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日常的な眉毛のケア方法健康的な眉毛を保つには、日々のケアが欠かせません。特に年齢を重ねると眉毛が抜けて薄くなったり、抜きすぎて生えてこなくなることもあるかと思います。
そんな時に備えて眉毛専用の美容液を使用することでハリやコシを与えたり、傷んだ眉毛の修復をサポートすることができます。
特に、乾燥が気になる季節や肌荒れが起きやすい時期には、保湿ケアが大切です。保湿成分のある美容液を選ぶことで乾燥などでダメージを受けた眉毛にハリツヤを与えることができます。
クレンジング後には、顔全体のケアが終わったあと眉毛にも美容液を塗布しましょう。
美容液にはペン型やチップ型、マスカラのようなブラシ型があるので自分に合ったものをチョイスしてください。また、眉毛の毛流れを整えることも忘れずに。専用のスクリューブラシを使って毛並みを整えるだけで、眉毛がきれいに見えるだけでなく、毛根への負担を軽減できます。日々のケアを習慣化することで、眉毛の健康状態が向上し、色ののりも良くなります。
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眉毛メイクの色を長持ちさせるためのヒントせっかく綺麗に眉メイクをしたのに、夕方には眉毛が消えてしまっている人はいませんか?
眉メイクが消えてしまう人の特徴はいくつかあります。・肌がサラサラじゃない状態で眉メイクをしている
ベースメイクが完了した時点でベタつきが残っていると眉メイクのノリも悪くなるため、軽くティッシュでオフしたり、フェイスパウダーで眉周りをサラサラにしてからメイクをしましょう。・汗や皮脂をこまめにケアしない
日中生活していると時間が経つにつれ皮脂が出ます。夏の暑い時期は特に汗もかくため、長時間放置するとメイクと混ざってドロドロになってしまいます。
眉毛用のコーティング剤を使用すると、色落ちを防ぎつつ汗や皮脂による崩れを防止できます。特に湿気が多い季節や長時間外出する際には、コーティング剤を使うことで、眉毛メイクがより長持ちします。・アイブロウペンシルを使用していない
ナチュラルな仕上がりにするためアイブロウパウダーのみを使用する場合もあるかもしれませんが、パウダーのみだとどうしても皮脂や汗の影響で落ちやすいため、ペンシルを併用すると眉メイクの持ちが良くなります。このように、眉毛の色を長時間保つためには、いくつかのポイントがありますが、紫外線対策も忘れてはいけません。紫外線は眉毛の色を退色させる原因の一つです。日焼け止めを眉毛周辺にも軽く塗り、帽子やサングラスで直接の日差しを避けることが大切です。また、眉毛染めを行う場合は、低刺激の製品を選び、アフターケアとして美容液や保湿をしっかり行いましょう。これらのヒントを実践すれば、眉毛の色をきれいに保ちながら、魅力的なメイクをより長く楽しむことができます。
まとめ
白髪に似合う眉毛の色を選ぶことで、顔全体の印象を整え、年齢による変化を前向きに楽しむことができます。髪の白髪の量や肌のトーンに合わせた色を選ぶだけでなく、適切なメイクや日々のケアを取り入れることで、眉毛を美しく保つことが可能です。たとえば、明るめのトーンで柔らかい印象を演出したり、眉毛用美容液やコーティング剤で健康と持続力をサポートしたりすることが効果的です。
また、眉毛の色選びはただのメイクではなく、自分らしさを表現する重要な要素でもあります。髪色や肌トーンに調和する眉毛は、自然で洗練された印象を引き出し、自信につながります。これらの工夫を取り入れて、自分にぴったりの眉毛スタイルを見つけてみてください。
よくある質問
- Q.白髪に似合う眉毛の色はどのように選べば良いですか?
- A.眉毛の色は基本的に髪色に合わせるのが自然ですが、白髪に合う眉毛の色は、髪の白髪の量や肌トーンに合わせて選ぶのがポイントです。髪が完全に白髪の場合は、眉毛まで白髪にする必要はなく、グレーやライトブラウンのトーンが自然に見えます。一部が白髪ならアッシュ系やダークブラウンを選ぶと全体のバランスが取れます。また肌の暖色系にはライトブラウン、寒色系にはアッシュグレーがよく調和します。
- Q.白髪の眉毛メイクで失敗しないコツはありますか?
- A.眉毛メイクで失敗しないためには、眉毛を濃く描きすぎないことが大切です。まず、アイブロウペンシルで輪郭を整え、アイブロウパウダーでふんわり色をのせると自然な仕上がりになります。仕上げにスクリューブラシでぼかすと、立体感が出て眉毛が柔らかく見えます。また、眉毛の色が濃くなりすぎた場合は、ブラシでとかすとパウダーの量や濃さを調整でき、自然と馴染ませることができます。
- Q.白髪に合う眉毛の色は髪を染めた場合も変える必要がありますか?
- A.はい、髪を染めた場合は眉毛の色も調整すると、全体の印象がより自然になります。たとえば、白髪染めで暗い髪色にした場合はダークブラウンの眉毛が似合い、明るめのトーンに染めた場合はライトブラウンやウォームグレーの眉毛が似合います。髪色に合わせて眉マスカラを使うと簡単に色を調整できるためそちらもおすすめです。
- Q.眉毛の色を自然に保つためのケア方法は?
- A.眉毛の色を自然に保つには、日々のケアが重要です。眉毛にも使えるまつげ美容液や、眉毛専用の美容液で毛根や眉毛そのものに栄養を与えると、健康的な眉毛が育ちます。また、眉毛用のコーティング剤を使えば、色落ちを防ぎつつ眉メイクを長時間持続させることができます。さらに、紫外線対策として日焼け止めを眉周辺に軽く塗ることも退色を防ぐには効果的です。