- 基礎知識
ふわふわナチュラルな眉を作る毛並みアートメイクをご紹介します
今回は眉アートメイクの中の技法の1つである毛並みアートメイクに着目し、医療アートメイクの基本的なことから医療アートメイクの魅力についてもお伝えしていきます。ぜひチェックしてみてください!
毛並みアートメイクとは?自然な眉毛の秘密
今回は医療アートメイク技法の中の1つでもある毛並みアートメイクについて、技法や特徴、おすすめな方法などを紹介していきます。
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毛並みアートメイクの技法と特徴
毛並み眉アートメイクは、毛並みを1本1本手彫りで描く技法で、本物のような毛流れを再現できるのが特徴です。
眉毛が本当に生えているかのような立体感を表現できるので、すっぴんでも医療アートメイクをしていると気づかれにくいです。
自眉毛の毛流れを見ながら入れ方を微調整してなじませることができるので、細部まで繊細に描くことが可能です。
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毛並みアートメイクの適用例と施術方法
毛並み眉アートメイクは、一本一本手彫りのため、ナチュラルに垢抜けた印象にしたい方におすすめです。眉毛が薄い方や全くない方でも眉毛をリアルに再現できるのがいいところです。
オイリー肌で過去の医療アートメイクが残っている方は、一本一本彫った毛並みが滲みやすいためあまりおすすめできません。
毛並みアートメイクの流れ
こちらでは毛並み眉アートメイクの流れや、医療アートメイクの持続性、リタッチの必要性についてお伝えしていきます。
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カウンセリングから施術まで
・カウンセリング・診察
医療アートメイクは一度色素を入れるとすぐに消すことはできないため、不安や疑問点など必ず伝えましょう。施術でのメリット・デメリットを理解することで安心して施術を受けてるようにすることが重要です。カウンセリング後、医療アートメイク施術前後の注意点の説明、肌の診察を医師が行います。
・デザイン
「なりたいイメージ」を元に、自分の骨格や目鼻の配置などに合うデザインをデッサンしてもらいましょう。色素を選ぶときは自身の目や髪の色から実際に肌に色を乗せてもらい一番色なじみがよいものにしましょう。
・麻酔クリーム塗布
医療アートメイクは痛みを伴う施術です。施術による痛みを最小限に抑えるための麻酔クリームを使用するところがほとんどです。しっかり麻酔が効くまで20~30分程度浸透させる事が多いです。
・施術
麻酔が十分効いた後に医療アートメイク開始です。痛みの感じ方は人それぞれです。施術中に痛みを強く感じる場合は施術中に伝えると、麻酔クリームを追加してくれる場合もあります。 -
医療アートメイクの持続性と個人差
医療アートメイクの持続期間は個人差はありますが1〜2年程です。タトゥーとは違い皮膚の浅い部分(表皮)に色素を入れていくため、代謝や肌質、生活習慣によっても持続期間に差が出てきます。
運動やサウナ温泉に行くことが多い方は新陳代謝が高くターンオーバーが促されることで色の抜けるスピードが速くなります。また、脂性肌の方は色素の定着がしにくく持続する期間が短くなりやすいです。
ターンオーバー
引用:エーザイコラム
ターンオーバーとは肌の新陳代謝のこと。古い細胞が新しい細胞に押されて皮膚の表面にまで上がり、最終的に自然にはがれ落ちるサイクルのこと。
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医療アートメイクの維持とリタッチの必要性
前項でもお伝えしましたが、医療アートメイクは皮膚の浅い部分に色素を入れていくため肌のターンオーバーにより徐々に薄くなっていきます。全体的に薄くなってしまう方や部分的に薄くなる方など色の抜け方にも個人差があります。
実際にリタッチでは、薄くなるスピードが速くなった部分や、色素が抜けてしまった部分などバランスを見ながら整え、修正していきます。
医療アートメイクは1回の施術では完全に色素は定着しません。
それは人間の体は異物を排除する機能を持っているためです。
1回目の施術では色素を異物と見なし、体から排除されやすいため医療アートメイクは2回以上の施術で完成させていきます。
退色してきたタイミングでリタッチすることで医療アートメイクをいつまでも綺麗に維持することができます。
美容のプロが教える!毛並みアートメイクのメリット
医療アートメイクのメリットとは?毛並みアートメイクがおすすめな理由をお伝えしていきます。
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時短メイクの実現
眉メイクは、形や色の違いでも顔全体の印象を左右するので、眉メイクに時間がかかってしまう人は多いです。
毛並みアートメイクは、ノーメイクの状態でも本当に毛が生えているように再現して描くので、メイクをする前からベースの眉ができあがります。
基礎の眉の形があるだけで、メイク時間がぐんと減りますし、ナチュラルメイクからしっかりメイクまで幅広くアレンジできるので、メイクを楽しむこともできます。 -
長持ちする美しさとその効果
眉アートメイクは、一般的なメイクアップとは異なり表皮に色素を入れ眉を描くため、汗や水に強く、長時間美しさを保つことができます。
海やプール、岩盤浴などメイクをしても落ちやすいイベントも眉アートメイクをすることで美しい眉のままで楽しむことができます。
毛並みアートメイク後の注意点
医療アートメイクをした後のアフターケアで定着の良さが変わってきます。施術後に気をつけるポイントやケア方法、眉を綺麗に保つポイントなどお伝えしていきます。
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毛並みアートメイク後のケア方法
施術後1週間は施術部位へのクレンジングや洗顔を避け、なるべく水に濡らさないように注意しましょう。施術箇所に水分をつけない方が色の定着が良くなるため、化粧水や乳液なども施術箇所は避けて頂くと良いです。
医療アートメイク後の施術部位は傷口と同じです。施術部位の清潔を保つためできるだけ素手で触らないように気をつけましょう。
施術後の洗顔は拭き取りタイプの洗顔シートを使用するのもおすすめです。
色が定着するまでは、長時間の入浴や岩盤浴、代謝が上がるような運動は避けて頂くとよいです。
施術部位の肌の回復、医療アートメイク定着のためにも大事なことなので、施術後1週間ほどは意識して行って頂くことをおすすめします。 -
毛並みアートメイク後の自眉のお手入れ
せっかく医療アートメイクで眉毛を整えたとしても、何もしないままでは自眉が生えてきてしまい眉毛のバランスが崩れてしまうため眉毛のお手入れは必要です。
3日〜1週間に1回程度、全体的に伸びてきた眉毛をカットして、医療アートメイクが入ってる箇所以外の毛は毛抜きで抜いて周囲と馴染ませるといいでしょう。
毛並みアートメイクQ&A – よくある質問とその回答
毛並みアートメイクについてよくある質問を3つお答えしていきます。
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施術の痛みはどの程度?
一般的に痛みの表現でよく言われるのは「毛抜きで毛を抜くような痛み」です。
痛みの感じ方に個人差はありますが、施術前に麻酔クリームで痛みをコントロールすることがほとんどです。 -
色や形はどれくらい持続するの?
施術の回数や肌質や施術後のケア、日常生活により持続期間が変わってきます。基本的には1〜2年程持ちますが、時間経過と共に少しずつ薄くなります。
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アレルギー反応はあるの?
一般的に金属アレルギーを起こしやすい金属は、ニッケル・コバルト・パラジウム・銅・すず・水銀と言われています。
アレルギーが心配な人はパッチテストを行ってもらえるのか事前に確認しておくとよいでしょう。
金属アレルギーの方は医療アートメイクを受けれない可能性もあるのでこちらも事前に確認が必要です。
まとめ
毛並みアートメイクは毛並みを1本1本描くことでノーメイクの状態でも本物のような毛の流れをナチュラルに表現できます。
眉のベースがあることで悩ましかった眉メイクの時間が大幅に短くなり、プールや岩盤浴などメイクが崩れてしまう場面でも自分の骨格に合った美しい眉をキープすることができるので魅力的ですよね。
1回だけの施術では色の定着が難しいため、美しい眉を維持するためには最低でも2回の施術が必要になります。