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眉アートメイクの最新トレンドとあなたに合うおすすめスタイルを徹底解説

眉アートメイクの最新トレンドとあなたに合うおすすめスタイルを徹底解説

眉アートメイクは、日々のメイク時間を短縮しつつ、理想の眉を手に入れるための方法として注目を集めています。
最近では技術の進化により、より自然で個性的な肌になじみやすいデザインが可能になりました。ここでは、眉アートメイクの基本から最新のトレンド、そしてその歴史と進化について詳しく見ていきましょう。

眉アートメイクトレンドの概要

眉アートメイクトレンドの概要

眉の医療アートメイクは、忙しい方にとってはメイクの時間が省けて、時間を有効活用できるようになる画期的な施術です。その医療アートメイクについて、詳しく解説していきます。

  • 眉アートメイクとは何か

    眉アートメイクは、専用の機器や針、技術を使って皮膚の浅い層(表皮深層~真皮浅層)に色素を入れ、眉の形や色を維持する施術です。

    これにより、毎日の眉メイクが不要になり、常に美しい状態を保つことができます。
    忙しい朝の時間短縮だけでなく、汗や水にも強いため、スポーツやレジャーでもメイクが崩れることなく安心して過ごせます。また、眉の形や濃さに左右差がある場合の修正にも医療アートメイクは効果的です。

  • 現在の眉アートメイクトレンド

    現在の眉アートメイクのトレンドとして、より自然で立体感のある眉を求める傾向があります。
    1本1本の毛流れを再現する「マイクロブレーディング」や「フェザーブロウ」が人気で、すっぴんでも浮かない眉が人気です。
    また、パーソナルカラーや、黄金比を元に作る顔立ちに合わせたデザインが重視され、自分らしさを表現できるスタイルが注目されています。

  • 眉アートメイクの歴史と進化

    眉アートメイクは、従来のタトゥー技術から発展しました。初期の頃は色素が濃く入り、不自然でのっぺりとした海苔のような仕上がりになることもありました。
    しかし、技術の進化により、より浅い層に色素を入れることで自然な色味と仕上がりを実現できるようになりました。
    さらに、色素自体の安全性も高くなり、より発色の良い、色持ちの良いものが使われるようになりました。

人気の眉アートメイクスタイル

人気の眉アートメイクスタイル

眉アートメイクにはさまざまなスタイルがありますが、自分に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、特に人気の高いスタイルを詳しく解説します。自分の顔立ちや好みに合ったスタイルを見つけるヒントにしてください。

  • ナチュラル眉

    ナチュラル眉は、自然な仕上がりを重視したスタイルです。

    ナチュラル眉

    自分の眉毛を活かしながら、足りない部分を補うように施術を行います。
    色味も髪色や肌色に合わせて調整するため、全体的に柔らかい印象になります。
    初めて医療アートメイクを試す方や、派手なデザインを避けたい方、すっぴんでも浮かない眉にしたい方などにおすすめです。

  • オンブレ眉

    オンブレ眉は、眉頭から眉尻にかけて色の濃さをグラデーションさせるスタイルです。

    オンブレ眉

    眉頭は淡く薄く、眉尻に向かって濃くすることで立体感を出します。これにより、常に眉メイクをしたような洗練された印象を与えることができます。
    パウダーグラデーションやパウダー眉という技法で施術することが可能です。
    トレンド感を出しつつ自然さも欲しい方に人気です。

  • フェザーブロウ

    フェザーブロウは、マシンを使い細かい線で毛流れを再現する技術です。

    フェザーブロウ

    1本1本の毛を描くことで、まるで本物の眉毛のようなふわふわで自然な仕上がりになります。
    眉毛が薄い方や、部分的に毛がない方に特におすすめです。立体感があり、表情も豊かに見えます。
    最新の毛並み技法で、敏感肌やオイリー肌の方でも定着が良いと言われています。

  • マイクロブレーディング

    マイクロブレーディングは、手作業で眉毛の毛を1本1本描き出す技法です。

    マイクロブレーディング

    一般的に3D眉と言われる技法で、非常に繊細な線を描けるため、自然な毛流れを表現できます。
    繊細に線を描いていく高度な技術を要するため、施術者のテクニックや技術により仕上がりが変わってしまうことがデメリットとされています。
    すっぴんでも違和感がなく、立体感のあるナチュラルな仕上がりを求める方におすすめです。

眉アートメイクのメリットとデメリット

眉アートメイクのメリットとデメリット

眉アートメイクには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。ここでは、その両方を詳しく解説していきます。

  • メリット:時間の節約

    毎朝の眉メイクにかかる時間や、メイク直しの時間を大幅に短縮できます。
    忙しい朝でも、眉の形や色、左右差などを気にせずに済むため、余裕を持って行動できます。特にパウダーブローでは、常に眉メイクをしているような状態を保つことができ、眉以外の部分のメイクを行うだけで、顔全体のメイクを完了させることができます。
    また、メイク崩れの心配がないので、1日中美しい状態を保てます。

  • メリット:見た目の改善

    プロの技術でデザインされた眉は、顔全体の印象を大きく変えます。
    眉は顔の印象に大きく影響しますが、より自分に合った形や色をデザインしてもらうことで、魅力的な表情を手に入れることができます。
    これにより、自信を持って毎日を過ごせるようになります。

  • デメリット:費用

    医療アートメイクの施術には、数万円から十数万円の費用がかかります。さらに、よりデザイン性の高い医療アートメイクを求めた場合、スキルのある施術者による施術は指名料がかさんでしまう可能性もあります。
    また、医療アートメイクは1〜2年程度の持続期間であるため、定期的なメンテナンスも必要になります。ほとんどの場合、メンテナンスは初回の費用より安く設定されていますが、それでも1回に数万円はかかってしまいます。
    長期的なコストを考慮して、予算を計画することが大切です。

  • デメリット:トラブルのリスク

    医療アートメイクの施術後に色味が思ったようにならなかったり、感染症などの肌トラブルが起きる可能性もあります。また、出来上がったデザインが、満足のいかないものになってしまう可能性もあります。
    医療アートメイクは皮膚の下に色素を注入するため、たとえ同じ調合の色を注入したとしても、皮膚の色味や透明度などによって、発色の仕方に個人差が現れます。デザインに関しても、黄金比をもとにデザインしていきますが、より個人の顔立ちや雰囲気、人に与えたい印象なども考慮して調整を繰り返す必要があります。しかし、技術不足の施術者による施術では、個々に合わせたデザインの提案が難しい可能性もあります。
    これらのリスクは、技術力のある施術者を選ぶことで回避が可能です。
    他にも、感染症のリスクをできるだけ低減するには、衛生環境がしっかりとしているクリニックを選ぶことや、肌トラブルが起きたときにもすぐに対応できる態勢が整っているか、アフターケアのサポートが整っているかなども重要になります。
    これらに注意して施術者やクリニックを選ぶことで、トラブルのリスクは回避・低減させることが可能になります。

眉アートメイクの施術プロセス

眉アートメイクの施術プロセス

実際に施術を受ける前に、施術の流れを理解しておくと安心です。ここでは、カウンセリングから施術、アフターケアまでの流れを詳しく説明します。

  • カウンセリングとデザイン

    最初に行われるカウンセリングでは、希望する眉の形や色を詳しく相談します。希望のデザインや色味があれば画像などを持参すると相談しやすいでしょう。
    希望のデザインを元に、顔のバランスやパーソナルカラーを考慮し、最適なデザインを提案してもらいます。カウンセリングの段階で、施術者とじっくりと相談し、疑問や不安などを解消しておくことが、医療アートメイクを成功させる鍵となります。
    また、施術後のダウンタイムやケア方法などについても、この段階で確認しておくと施術後の不安が解消できます。

  • 施術の流れ

    施術は麻酔クリームを塗布してから行われるため、痛みはほとんど感じません。
    眉アートメイクは、マシン彫りと手彫りという2種類の技法があり、毛並み眉かパウダー眉かで使う技法が変わってきます。基本的には、マシン彫りの方が痛みが少なく、時間も短いとされていますが、毛並みのように1本1本を立体的にデザインする場合は、手彫りの方が繊細な線を描けるため、施術者は施術内容によって使い分けています。
    施術の時間はデザインや技法によりますが、約1〜2時間です。リラックスできる環境を整えているクリニックも多いので、安心して施術を受けることで、痛みも軽減させることができます。

  • アフターケア

    施術後は色素が安定するまでの約1週間、特別なケアが必要です。
    施術部位は汗や水で濡らさないようにしましょう。傷がまだ塞がっていないので、色素が流れ落ちてしまう可能性があります。施術部位へのメイクも1週間程度は控え、洗顔の際は施術部位を避けて行いましょう。施術部位が水に濡れる心配がある場合は、クリニックから処方される軟膏を施術部位に塗り保護してから洗顔してください。

    医療アートメイクの施術後は、傷ができている状態のため、摩擦・紫外線に注意して過ごすようにし、感染を防止するために汚れた手で触らないなど、清潔を保つようにしてください。
    傷が治る1週間ごろには、色素も安定してくるため、洗顔やメイクなどを再開しても構いません。ただし、かさぶたが残っている場合は、しっかりと傷が治るまでこれらは引き続き控えるように気をつけましょう。

    ダウンタイムが終わった後も、必ず紫外線対策や保湿、摩擦しないことなどに気をつけながら過ごすことで、より綺麗な状態を維持しやすくなります。

眉アートメイクの持続期間とメンテナンス

眉アートメイクの持続期間とメンテナンス

眉アートメイクは永続的なものではありません。美しい状態を保つためには、持続期間やメンテナンス方法を理解しておくことが重要です。

  • 眉アートメイクの持続期間

    持続期間は技術や個人差によりますが、一般的には1〜2年です。
    時間とともに色が薄くなっていったり、変色が起きたりする可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要になります。
    メンテナンスの期間も人によって差はありますが、6ヶ月〜1年に1回程度の頻度でメンテナンスを受けることで、より綺麗な状態を維持しやすくなります。
    持続期間を長くするためには、施術後の適切なケアや、過剰に肌のターンオーバーを促進させないことなどが大切です。

  • メンテナンスの方法

    色が薄くなった、部分的に欠けてしまった、色が変色したと感じたら、クリニックでメンテナンスを受けましょう。この際、よほど「デザインに満足しなかった」や「施術者と合わなかった」などの問題がなければ、初回の施術と同じクリニックで受けることをおすすめします。その理由として、施術後の経過を確認し、より適切なメンテナンスを行うことができることや、他院で修正する場合は通常よりも高い技術を必要とし、費用がかさんでしまう可能性があること、また色素や技法もクリニックにより様々なので同じ方法や色素で施術した方が良いためです。
    メンテナンスの場合は初回よりも短時間で済み、費用も抑えられます。 医療アートメイクは1度受けると、その後のメンテナンスなどで、クリニックや施術者と長い付き合いになるため、施術者の人柄やクリニックの雰囲気なども、契約前にしっかり確認しておくことをおすすめします。

まとめ

眉アートメイクは、忙しい日々を過ごすあなたにとって、時間の節約と美しさの維持が叶えられる素晴らしい方法です。
最新のトレンドに合わせた医療アートメイクもいいですが、1度施術すると長期間変更がきかないものになるため、トレンドも取り入れつつ、より自分に似合うデザインを提案してもらうようにしましょう。
施術を検討する際は、信頼できるサロンで十分なカウンセリングを受け、自分に最適なプランを選びましょう。

国際美容医療アートメイク協会が運営するアートメイクスクール
IMAA事務局 広報チーム
執筆者
IMAA事務局 広報チーム

本コラムでは、皆さんに役立つ医療アートメイクに関する情報をお届けします。基礎知識から最新のトレンド情報のみならず、医療アートメイクには不可欠な眉デザインの上手な描き方やメイクアップ方法など幅広く発信します。