基礎知識

リップアートメイクで後悔しないために。オーバーリップで失敗しない方法をご紹介

明るいクリニックの室内で、リップにほんのりと色がついた女性の斜めからの写真。「リップアートメイクで後悔しないために。オーバーリップで失敗しない方法をご紹介」というタイトルの入った美容コラムのメインビジュアル。

「理想の唇に近づきたい」と期待して受けたリップアートメイク。しかし、仕上がりを見て「思っていたより大きい…」「これって失敗?」と不安になる方は少なくありません。

リップアートメイクは、血色感や立体感をプラスできる人気の施術ですが、デザイン次第では「思っていた仕上がりと違う」と後悔につながるリスクもあります。

本記事では、リップアートメイクで後悔しないためのポイントと、オーバーリップで失敗しないための注意点を紹介します。リップアートメイクを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

このコラムを読んでわかること

・リップアートメイクがオーバーに見える主因は、施術直後の腫れと濃い発色、そして事前のイメージ共有不足。左右差や輪郭強調も「失敗かも」と感じやすい。

・後悔を防ぐには、自分の“やりすぎライン”を先に決めること。正面・斜め・笑顔の写真を撮り、理想とNGを可視化してカウンセリングで共有する。

・色と形は「自然に」だけでは伝わらないため、似合う色を肌・唇色から判断し、上唇は1mm以内など具体的な言い回しと参考画像でズレを防ぐ。

・SNS症例は加工や光・角度で印象が変わるため、同条件の写真と経過(直後・1週・1か月、可能なら1年後)を確認。違和感は焦らず、2回目で微調整する前提で進める。

リップアートメイクがオーバーに見えるのはなぜ?よくある失敗とその背景

医療アートメイク後の赤色の色素が入ったマットな唇のアップ。元々の輪郭よりも少しオーバー目に赤くなっているが、施術後の腫れや赤みでオーバー目に赤くなることを示している。

リップアートメイクは、たとえデザイン通りであっても、色の濃さや施術直後の腫れなどが重なり、必要以上に強調されて見える場合があります。まずは、リップアートメイクがオーバーに見えてしまう理由やよくある失敗を紹介します。

  • 「これ、失敗かも…」と思いやすい仕上がりパターン

    リップアートメイクの仕上がりを見て、不安や違和感を覚える方は少なくありません。以下は、リップアートメイク後に後悔につながりやすい代表的な仕上がりパターンです。

    • 元の唇より明らかに大きく見える
    • 左右非対称に見える
    • 色が濃すぎるまたは明るすぎる
    • 輪郭がくっきりしすぎている

    多くの場合、施術そのものが失敗しているわけではなく、仕上がりイメージの共有不足が原因となっています。

  • なぜ想像より大きく見える?仕上がりとのギャップの原因

    リップアートメイク後に「思ったより大きい」「イメージと違う」と感じるのは珍しくありません。これは失敗ではなく、施術直後の状態や事前確認のズレが原因で起こるケースが多いです。

    施術後2〜3日は濃い発色により、実際以上に唇が強調されて見えがちです。また、デザイン確認が短時間だったり、照明の違う場所で見た場合、完成後の印象と差を感じやすくなります。「少し大きくしたい」といった曖昧な要望も、認識のズレにつながります。

  • 実際によくある後悔ポイントとその背景

    リップアートメイクで後悔している方の声には、以下のような共通点があります。

    • 職場で浮いてしまった
    • メイクと合わない
    • 思ったより色が残る
    • 写真だと不自然に見える

    鏡では気にならなくても、写真になると唇だけが強調され、表情が硬く見えるケースもあります。多くの原因は、「なんとなく」で決めてしまったこと。

    後悔しないためにも、生活スタイルや好み、どこまでなら許容できるかを事前に考えておきましょう。

あなたにとっての“やりすぎライン”を決めると失敗が防げる

明るい室内で手鏡を使って唇の様子を確認している女性。その表情は優しく微笑んでいる。

「ちょうどいい」の基準は、人によって違います。施術者が「自然ですよ」と言っても、あなたにとっては「やりすぎ」かもしれません。ここでは、他人の基準ではなく、自分の中の許容範囲を明確にしておくポイントを紹介します。

  • 自分に合う変化と“絶対に避けたい範囲”を3分で判断する方法

    後悔しないためには、「どこまでがちょうどいいか」を自分で把握する必要があります。まず鏡で唇を観察し、正面・斜め・笑顔の写真をスマホで撮影しましょう。リップペンシルで理想の輪郭を描いてみると、違和感が出るラインが見えてきます。

    カウンセリングで伝えるためにも、「これ以上は嫌」といったラインも写真に残しておきましょう。数分の確認が、仕上がりの満足度を大きく左右します。

  • 職場・日常で浮かないオーバーリップの安全ライン

    やりすぎを防ぐためには、日常生活の中でどう見えるかを基準に考えることが大切です。

    上唇は、元の口唇ラインを大きく外さない範囲で設計することで、自然な印象を保ちやすくなります。
    下唇は無理に広げず、元の形や立体感を活かしたデザインの方が、全体のバランスが整いやすくなります。

    輪郭をはっきり強調するよりも、「少し物足りない」と感じる程度のラインこそが、正面だけでなく横顔や斜めから見たときにも美しく見えるポイントです。

  • 鏡と写真で印象が変わる理由と、後悔しない見え方チェック

    鏡では良く見えたのに、写真だと違和感がある。これはよくあることです。写真は平面的なため、唇の色だけが強調されやすくなります。自撮り・他撮り、室内・屋外でも印象は変わります。

    後悔を防ぐためにも、複数の角度や光で写真を撮って確認しましょう。特に、笑顔の写真は必須です。その写真をカウンセリングで見せながら希望を伝えると、仕上がりのズレを防ぎやすくなります。

カラー・輪郭・好みを伝える準備|失敗しない人がやっていること

リップアートメイクのカウンセリング時の風景。施術者の前のテーブルには鏡・カラーチャート・リップのカウンセリングシート・ペン・症例を確認するためのデバイスが置かれている。

「なんとなく、こんな感じで…」では伝わりません。「イメージと違った」といった後悔の多くは、希望を具体的に言語化できていなかったことが原因です。ここでは、リップアートメイクで失敗しない人が、実践しているポイントを紹介します。

  • 肌色・唇色からわかる「似合う色」の簡単診断

    「好きな色」と「似合う色」は別ものです。イエベ肌はコーラルやオレンジ系、ブルベ肌はローズやベリー系がなじみやすい傾向があります。

    元の唇の色も重要です。色が薄い方は発色が強く出やすいため、落ち着いた色味が安心。迷ったら「自分の唇より1トーン明るい色」を基準にしましょう。施術者に肌タイプを伝えるだけでも、完成の精度はアップします。

  • 希望の色・形が正確に伝わるフレーズと言い回し

    「自然に」「少し大きめに」だけでは不十分です。たとえば、色は「青みは避けたい」「落ち着いた印象に」、形は「上唇だけ1mmオーバー」など具体的に伝えましょう。

    また、「避けたい色・形」も明確に伝えてください。言葉だけで難しければ、参考画像を複数用意しましょう。

SNSのビフォーアフターを見抜く|クリニック選びで失敗しない判断軸

白を基調とした室内で、スマートフォンでリップの症例写真を確認している女性の後ろ姿、テーブルにはノートとペンが置かれており、症例を参考に施術者選びを行っている様子がうかがえる。

インスタやTikTokで見かける、「こんなに変わりました!」といった症例写真のすべてを鵜呑みにする行為は危険です。加工アプリや撮影テクニックで、実際より何倍も美しく見せることは簡単だからです。

ここでは、加工を見抜くポイントと、医療アートメイククリニック選びのコツを解説します。

  • 加工を見抜く3つのチェックポイント

    症例写真が不自然にきれいすぎる場合は、注意が必要です。

    1. 肌の質感が消えている
    2. 背景が歪んでいる
    3. 明るさが極端に違う

    このような写真は、加工の可能性があります。信頼できる写真は、同条件で撮影され、施術後の経過も載せています。「盛りすぎ」には警戒しましょう。

  • 光・角度が違うと印象が変わる理由

    撮影角度や光で、唇の大きさや色の見え方は大きく変わります。正面・自然光で撮られた写真が実物に近いため、症例写真を見るときは、角度や照明もチェックしましょう。

  • 経過写真で見るべき3つのタイミング

    経過写真を見る際は以下の3つのタイミングに注意して確認してみましょう。

    1. 施術直後
    2. 施術後1週間頃
    3. 施術後1ヶ月半頃

    +α→1年後の経過写真

    施術直後の唇は発色が最も濃く、腫れが出やすい状態です。その後、約1週間で徐々に落ち着き、1ヶ月半後にはほぼ完成形の色味になります。これらの経過を丁寧に掲載しているクリニックは、信頼度が高いといえます。さらに1年後の写真があれば、色持ちを判断する際の参考にもなるでしょう。

違和感が出ても大丈夫|2回目施術での修正と後悔しない進め方

明るい室内で卓上鏡を見て、唇に触れながら除隊を確認している女性の後ろ姿。テーブルには鏡の他、メモ用のノートとペンも置かれている。

リップアートメイクは、2回目の施術で色味や形を微調整する前提で進めるため、施術直後の状態が最終的な仕上がりではありません。

焦って判断せず、修正の選択肢や正しい進め方を知っておけば安心です。最後に、仕上がりに違和感が出たときの相談先や、後悔しない対応方法を紹介します。

  • 仕上がりに違和感がある時の正しい相談先

    施術後に「思っていたのと違う」と感じても、すぐに失敗だと決めつける必要はありません。施術直後は唇が大きく見えたり、色が濃く出たりしやすい時期。まずは1週間ほど様子を見て、落ち着いてから判断しましょう。

    違和感が続く場合は、自己流で対処せず、施術を受けたクリニックに相談してください。

  • オーバーになりすぎた時の調整

    「オーバーにしすぎたかも」と感じた場合でも、修正の余地がまったくないわけではありません。2回目の施術で色を内側に寄せたり、輪郭をぼかしたりと、印象をやわらげる対応をしてくれるクリニックもあります。

    ただし、完全に元の状態に戻すことは難しいため、修正には限界がある点を理解しておきましょう。

  • 2回目施術の費用と期間の目安

    2回目の施術は、初回から3〜6週間後に行うのが一般的です。このタイミングで色の定着具合を確認し、足りない部分の補正や形の微調整を行います。費用は、初回とセット料金に含まれている場合もあれば、単体で2〜5万円ほどかかるケースもあります。

    ほかのクリニックでの修正になると、さらに高額になることも少なくありません。 修正には回数や範囲に限界があるため、「2〜3回目で完成させる」前提で、初回のデザインを慎重に決めましょう。

まとめ

リップアートメイクで後悔しないためには、自分がどこまでの変化を許容できるのかを理解し、その希望を施術者に具体的に伝えましょう。症例写真は雰囲気だけで判断せず、経過写真まで確認し、信頼できるクリニックを選んでください。

施術後に違和感を覚えても、腫れや一時的な発色が原因であることが多いため、すぐに結論を出さず、まずは数日から1週間ほど様子を見ましょう。

控えめな仕上がりは、時間が経つほど自然になじみやすくなります。十分に準備して臨めば、リップアートメイクはあなたの魅力をさりげなく引き立ててくれるはずです。

Q.色や輪郭はどのくらいでなじむか
A.色が完全に肌になじむのは約1ヶ月半後です。施術直後は色が濃く見え、腫れが出ることがありますが、多くの場合、腫れは当日中に徐々に引いていきます。1週間ほどで余分な色素が剥がれ落ち、本来の仕上がりが見えてきます。
Q.仕上がりに不満がある時はいつどこに相談すべきか
A.まずは1週間待って、腫れと色が落ち着いてから判断を。それでも違和感がある場合は、施術を受けたクリニックに連絡しましょう。明らかな施術ミスや説明と異なる仕上がりの場合は、消費生活センターへの相談も検討してください。

国際美容医療アートメイク協会が運営するアートメイクスクール
IMAA事務局 広報チーム
執筆者
IMAA事務局 広報チーム

本コラムでは、皆さんに役立つ医療アートメイクに関する情報をお届けします。基礎知識から最新のトレンド情報のみならず、医療アートメイクには不可欠な眉デザインの上手な描き方やメイクアップ方法など幅広く発信します。