基礎知識

リップアートメイク後の歯のケアで後悔しないためには?歯医者がいつから予約できるかもご紹介

明るい自宅の鏡の前で、唇に優しく触れながら確認している女性。表情はやわらかい。反対の手にはスマートフォンが握られており、スケジュールを確認している様子。「リップアートメイク後の歯のケアで後悔しないためには?歯医者がいつから予約できるかもご紹介」というタイトルの入った美容コラムのメインビジュアル。

リップアートメイクで唇が美しくなると、自然と歯にも目線が行ってしまうもの。そんな歯のケアをしようと、クリーニングを受ける計画を立てている人は、「医療アートメイク後いつから歯のクリーニングを受けていいのか」疑問に思うことはありませんか。

基本的には、リップアートメイクの施術後2週間以降から、できれば6週間ほど空け、歯医者での歯のクリーニングをおすすめしています。

また、毎日欠かせない「歯磨き」は、やり方を間違えると色ムラや感染症の原因になるなど、後悔につながる大きな落とし穴です。

本記事では、リップアートメイク後の正しい歯磨きのコツや、歯科でのクリーニングの予約を入れる際の注意点・タイミングについて解説します。
せっかくの美しい仕上がりを台無しにしないために、知っておくべきポイントをおさえておきましょう。

このコラムを読んでわかること

・リップアートメイク後すぐの唇は腫れや皮剥けがあり、歯医者は原則2週間以降が安全。経過中は色抜けや傷のリスクが高いため、唇の状態で判断することが大切。

・歯医者を予約する前は「つっぱりや痛みがないか」「皮剥けが終わっているか」「赤みや水ぶくれがないか」の3点をセルフチェックし、少しでも違和感があれば延期が安心。

・回復期の歯磨き・うがいは刺激を最小限に。初日は軽いうがいまで、数日は唇を避けたやさしい歯磨きを心がけ、かさぶたが取れるまでは無理をしない。

・色持ちを守るには低刺激の歯磨き粉とこまめなリップクリームが重要。歯科クリーニングやホワイトニングは2〜6週間空け、唇が完全に安定してから再開するのが理想。

リップアートメイク後は歯医者をいつ予約できる?“唇の経過”で判断する早見表

白を基調とした室内の鏡の前で唇の様子を確認している女性。目の前にはスマートフォンと卓上カレンダーが置かれている。

リップアートメイク後の唇は非常にデリケートで、無理に口を大きく開いたり器具が当たったりすると、色抜けや傷跡の原因になります。まずは、以下の内容を参考に、自分の唇の状態がどの段階にあるかを確認しましょう。

  • 当日〜7日目の唇の変化と「歯医者OKライン」

    術後の経過と、歯科予約の可否を以下の表にまとめました。歯医者での治療がOKなタイミングを見極めましょう。

    期間 唇の状態 歯医者の予約可否
    当日〜3日目 腫れ、痛み、ヒリつきがある NG(感染リスク・腫れ悪化)
    4日〜7日目 皮剥けが始まり、かゆみが出る NG(色ムラ・定着不良の原因)
    1週間〜2週間 皮剥けが落ち着き、色が肌に馴染み始める △(急ぎの治療以外は避ける)
    3週間以降 粘膜が修復され、色が定着する OK(通常通りの受診が可能)
  • 歯医者の予約前に確認しておきたい“3つのセルフチェック”

    リップアートメイク後に「思ったより大きい」「イ「3週間経ったから大丈夫」と過信せず、予約を入れる前に以下の3点をチェックしてください。

    チェック項目 OKの状態(予約可能) NGの状態(延期を推奨) リスク
    唇のつっぱり感 大きく口を開けても、痛みや違和感がない あくびをしたり笑ったりすると、縁がピリッと痛む 皮膚の修復が終わっておらず、口を開けた際に亀裂(裂傷)が入る可能性がある
    皮剥けの状態 皮剥けやカサブタが完全に終わり、表面が滑らか 一部でも皮が浮いている、または剥がれそうな部分がある 器具や手袋が触れて無理に皮が剥がれると、その部分だけ色抜けを起こす可能性がある
    トラブルの有無 赤みや水ぶくれ、痒みなどの異常が全くない 水ぶくれがある、ピリピリとした違和感や強い赤みがある ヘルペスの可能性があるため、歯科治療の刺激で症状が悪化・拡散するリスクがある
  • 歯医者の予約時に伝えるべき一言とは

    万が一、急な歯の痛みなどでリップアートメイクの施術から3週間以内に受診が必要になった場合や、不安が残る時期に予約を入れる際は、電話で以下のように伝えておきましょう。

    「〇日前にリップアートメイクをしたばかりなので、なるべく唇に負担がかからないように(大きく開けすぎないように)配慮いただけますか?」

    事前に伝えておけば、歯科医師や衛生士が「ワセリンで保護してから治療する」「こまめに休憩を入れる」「口角を引っ張りすぎない」などの対応を取ってくれるはずです。

唇の回復に合わせた歯磨き・うがいのリアルスケジュール

明るい自宅の鏡の前で歯を磨いている女性。唇をいたわるように慎重に歯磨きを行っている様子。

リップアートメイク後の唇は非常にデリケートな状態です。適切なケアを怠れば、色素の定着に影響します。ここでは、日を追って変化する唇の状態に合わせた、実践的なオーラルケアのスケジュールを紹介します。

  • 当日〜翌朝はここだけ守るミニマムケア

    施術当日から翌朝までは、唇への刺激を最小限に抑えることが最優先です。歯磨きは可能ですが、唇に触れないよう細心の注意を払いましょう。歯ブラシを小さく動かし、口を大きく開けすぎないのがポイントです。

    施術部位に水圧がかかると色素が流れ出る可能性があるため、うがいは軽く水を含む程度にとどめ、強く口をすすがないようにしましょう。

  • 2〜3日目は“こすれない”やさしい磨き方

    2〜3日目になると、唇の腫れや熱感は落ち着いてきますが、まだ敏感な状態が続いています。

    歯磨きの際は、唇を意識的に避けながら、歯の表面を優しく磨くよう心がけましょう。歯ブラシの毛先が唇に触れないよう、小さめのヘッドのブラシを使うのもおすすめです。

  • 4〜7日目の通常モードへの戻し方と注意点

    4日目以降は、徐々に通常の歯磨き方法に戻していけます。ただし、かさぶたが完全に剥がれるまでは、強い刺激は避けるべきです。歯磨き時に唇が引っ張られる感覚がある場合は、まだ慎重にケアする必要があります。

    1週間程度でかさぶたが剥がれ落ちて新しい皮膚が現れますが、完全に回復するまでは、無理せず様子を見てください。

色持ちを守りたい人のための歯磨き粉選び&リップケア計画

ドラッグストアで歯磨き粉やリップクリームなどのオーラルケア用品を手に取り、商品を確認している女性。店内の棚には複数のオーラルケア用品が並べられている。

毎日の歯磨き粉選びは、意外と重要なポイントです。研磨力が強すぎるものや着色を促しやすい成分の歯磨き粉を使うと、せっかくの色味に影響が出る場合があります。

ここでは、医療アートメイクの色持ちをよくするために知っておきたい、歯磨き粉の選び方を解説します。

  • ホワイトニング系や強いミントを避けるべき理由

    ホワイトニング効果のある歯磨き粉には、研磨剤や漂白成分が含まれています。これらの成分が唇に付着すると、刺激で炎症を引き起こしたり、その結果アートメイクの色素を薄くしたりするリスクがあります。施術後の敏感な唇には、特に避けるべきでしょう。

    また、強いミントやメントール成分も刺激が強く、ヒリヒリとした痛みや乾燥を招く可能性があります。回復期は清涼感を求めず、できる限り低刺激な製品を選びましょう。

  • 低刺激歯磨き粉でチェックしたい成分

    低刺激の歯磨き粉を選ぶ際は、成分表示をしっかり確認しましょう。
    避けたい成分は、ラウリル硫酸ナトリウムや研磨剤、アルコール、人工着色料などです。これらは口内を刺激し、唇のバリア機能を低下させる可能性があります。

  • リップクリームの塗り直しのベストタイミング

    リップクリームは、施術後の唇を保護し、色素の定着を助ける重要なアイテムです。塗り直しのベストタイミングは、唇が乾燥を感じる前。乾燥してから塗るのではなく、常にうるおいをキープすることがポイントです。

    さらに、食事や歯磨きの後は、必ずリップクリームを塗り直しましょう。外出時も持ち歩き、2〜3時間おきにこまめに塗布すれば、唇の状態が保てます。

唇が安定してからの歯科クリーニング&ホワイトニング再開ガイド

明るい自宅の椅子に座り、卓上カレンダーを手に頬杖をついて考え事をしている女性。テーブルの上にはリップクリームが置かれている。

リップアートメイク後は、色素の定着を優先するため、歯科クリーニングやホワイトニングの再開時期に迷う方も多いはずです。早すぎる施術は、唇への刺激や乾燥につながり、色ムラや退色の原因になる場合もあります。

ここでは、唇の状態が落ち着く目安や、安心して歯科ケアを再開するためのタイミング、注意点を解説します。

  • クリーニングの予約タイミングと持ち物

    歯科クリーニングの予約は、施術後6週間程度が目安です。この頃には唇の表面が完全に回復し、色素もしっかり定着しています。予約時には、唇への負担を最小限にするためにも、リップアートメイクを受けたばかりであることは必ず伝えましょう。さらに、普段使っているリップクリームを持参すれば、クリーニング後の唇もすぐに保護できます。

  • ホワイトニングの再開目安と相談時の伝え方

    ホワイトニングもリップアートメイクから最低でも1ヶ月、できれば6週間以上空けてから再開しましょう。ホワイトニング剤には過酸化水素などの強い成分が含まれており、唇に付着すると色素を薄くする可能性があるためです。

    さらに、歯科医院で相談する際は、「〇週間前にリップアートメイクを受けた」と具体的に伝えてください。色持ちを優先するなら、焦らず十分な期間を置いてから施術を受けるのが無難です。

  • 延期すべき“サイン”の見分け方

    歯科治療やホワイトニングの予約日が近づいても、唇に異常があれば延期を検討すべきです。赤みや腫れ、ヒリヒリとした痛みが残っている場合は、まだ回復途中のサイン。

    また、かさぶたが完全に剥がれていない、色ムラが気になるといった状態も、もう少し様子を見たほうが良いでしょう。

まとめ

リップアートメイク後の歯磨きやうがいは、唇の回復具合に合わせて進めなければなりません。施術当日から1週間ほどは、刺激をできるだけ避けたオーラルケアを意識しましょう。

また、色持ちを良くするためには、低刺激の歯磨き粉を選ぶだけでなく、リップクリームによるこまめな保湿も欠かせません。歯科クリーニングやホワイトニングも、唇が落ち着いてから再開してください。

毎日のオーラルケアと唇のケアを上手に両立し、良好な状態を保ちましょう。

Q.当日にどうしても歯磨きしたい時はどうすればいい?
A.施術当日でも歯磨きは可能ですが、唇に触れないよう細心の注意を払いましょう。小さめの歯ブラシで、歯の表面だけを優しく磨いてください。
また、うがいは軽く水を含む程度にとどめ、歯磨き粉は刺激の少ないものを選び、泡が唇に付いたらすぐにやさしく洗い流してください。
Q.歯医者でのクリーニングはいつから受けられる?
A.歯科クリーニングは、施術後6週間程度が再開目安です。この頃には唇の表面が完全に回復し、色素もしっかり定着しています。予約時には、必ずリップアートメイクを受けたばかりであることを伝えてください。もし、唇に赤みや腫れが残っている場合は、無理せず予約を延期しましょう。

国際美容医療アートメイク協会が運営するアートメイクスクール
IMAA事務局 広報チーム
執筆者
IMAA事務局 広報チーム

本コラムでは、皆さんに役立つ医療アートメイクに関する情報をお届けします。基礎知識から最新のトレンド情報のみならず、医療アートメイクには不可欠な眉デザインの上手な描き方やメイクアップ方法など幅広く発信します。