基礎知識

唇アートメイクは2年後にどうなる?リタッチするメリット・デメリットを解説

明るい自宅で手鏡を持ち、唇の状態を確認している女性。目の前の棚にはカレンダーや時計、リップなどが置かれており「唇アートメイクは2年後にどうなる?リタッチするメリット・デメリットを解説」というタイトルの入った美容コラムのメインビジュアル。

唇のアートメイクは、美しい血色をキープできる便利な施術です。
しかし、施術から2年ほど経つと、肌のターンオーバーにより色が薄くなるなどの変化が現れます。この時期に「リタッチ」を検討する方は多いですが、再施術には良い面もあれば注意すべき点もあります。

本記事では、2年後の唇の状態がどのように変化するのかを解説します。唇の美しさを長く維持したい方や、リタッチのタイミングに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

このコラムを読んでわかること

・唇アートメイクは2年ほどで色や輪郭がぼやけやすくなり、血色感が物足りない、塗り直す回数が増えたと感じたときがリタッチ検討の目安。

・チェックポイントは「血色の薄さ」「輪郭のあいまいさ」「色ムラやにじみ」。自然光で確認し、元の唇色が目立つ場合は調整を考える時期。

・リタッチのメリットは血色感の回復とメイクの時短。一方で、無理に重ねると不自然さや色の入りにくさにつながるため、現状に不満があるかで判断する。

・後悔しないためには、理想の色・形、予算や施術回数、前回の不満点を整理してから相談を。施術前後は保湿と紫外線対策を徹底し、色持ちを意識する。

唇アートメイクは2年後にリタッチすべき?

明るい室内でタブレットに映し出された、唇の経過写真を複数枚眺める女性。タブレット用のペンを持ち、タブレットを操作している。

唇アートメイクは永久的なものではなく、時間の経過とともに少しずつ変化していきます。施術から2年という月日は、多くの人が「今の状態を維持するか、新しくやり直すか」を考える大きな節目です。ここでは、2年後の唇の状態に合わせたメンテナンスの必要性について解説します。

  • 2年後の唇アートメイクで「調整を考えるタイミング」とは

    2年後の唇で調整を考えるべきタイミングは、輪郭がぼやけたり、全体的に色がくすんで見えたりしたときです。個人差はありますが、一般的に医療アートメイクは2年ほどで色が薄くなり、本来の唇のくすみと混ざって不鮮明な印象になります。

    食事やメイク直しの際に「リップを塗る回数が増えた」と感じるようになったら、それがリタッチを検討する一つのサインです。

  • リタッチした方がよい人と、そうでない人の違い

    リタッチがおすすめな人は、常に美しい血色をキープし、メイクの手間を省きたいという目的がはっきりしている人です。
    一方、まだ十分に色が残っている場合や、将来的に唇の形や色の好みが変わる可能性がある人は、無理にリタッチする必要はありません。

  • 「もう一度やるのが不安」という気持ちを軽くする考え方

    施術への不安を軽くするためには、「今の自分に最適な微調整ができるチャンス」だと前向きに捉えてください。

    リタッチは単なる繰り返しの作業ではなく、今の肌色や好みに合わせて色味やデザインをアップデートする作業です。信頼できる施術者に、今の不安や希望を改めて相談し、納得感を持って次のステップに進んでください。

2年後の唇アートメイクの変化をチェックするポイント

鏡で唇の様子を確認している女性。少し不安げな表情で、リップに触れないように確認している。

施術から2年が経過すると、唇の状態には必ず何らかの変化が現れています。ここでは、自分の唇が現在どのような状態にあるのかを客観的に見極め、メンテナンスの必要性を判断するためのチェックポイントを解説します。

  • リタッチを考える目安の薄さとは

    リタッチを検討する一番の目安は、素顔のときに「健康的な血色感」が失われ、以前のようなメイクアップ効果を感じられなくなったときです。
    医療アートメイクを入れる前の元の唇の色が透けて見え始めたり、リップクリームだけで外出しにくかったりする状態が代表例です。

    また、唇の輪郭が曖昧になり、口角の締まりが悪く見えるようになった場合も、リタッチを考えるタイミングです。

  • にじみや色ムラのセルフチェック方法

    にじみや色ムラを確認する際は、まず明るい自然光の下で鏡を活用してください。
    唇を軽く横に引き伸ばし、全体の色の入り方をチェック。一部分だけ極端に色が薄い、または輪郭だけ線状に残って内側の色が抜けている場合は、メンテナンスを検討する目安です。

    あわせて、口角や粘膜に近い部分に色が溜まり、不自然に広がって見える「にじみ」がないかも確認してください。色の偏りがあると、口紅を重ねても発色が均一になりにくくなります。

  • 日常の影響で起こりやすい変化

    唇アートメイクの状態は、日々の紫外線対策や保湿ケアの習慣によって大きく左右されます。唇は皮膚が非常に薄いため、日焼けによるダメージを受けると退色が早まり、色がくすんでしまいます。

    また、クレンジング時の摩擦や、頻繁に唇を舐める癖なども、色素の排出を早めてしまう要因です。
    2年経って「色の落ち方が早い」と感じる場合は、こうした日常的な刺激が影響している可能性が高いため、リタッチと同時にホームケアも見直しましょう。

リタッチするメリットとデメリット

白い服を着て椅子に座りながらペンを片手に考えている女性。反対の手には紙を持ち、テーブルには水の入ったコップやリップ、ノートなどが置かれている。

リタッチは必ずしも全員が行うべきものではなく、現在のライフスタイルや好みに合わせた選択が大切です。ここでは、リタッチするメリットとデメリットを紹介します。

  • リタッチで期待できる見た目とお手入れの変化

    リタッチを行うメリットは、顔全体のトーンが明るく見える健康的な血色感を取り戻せることです。

    一度薄くなった色を補えば、口紅を塗り直す手間から解放されるだけでなく、マスクを外した際や食事中も自信を持って過ごせるようになります。

  • あえてリタッチしない場合に知っておきたいこと

    リタッチをしない選択をした場合、医療アートメイクは数年かけてさらに薄くなり、最終的には元の唇の色に近い状態まで戻っていきます。
    完全に消えるわけではありませんが、デザインの形跡がまばらに残る可能性もあります。

    しかし、将来的に唇の形を大きく変えたい場合や、トレンドに合わせたメイクを自由に楽しみたい人にとっては、必ずしもマイナスではありません。

  • 「後悔しないために」無理なリタッチがもたらすデメリット

    リタッチを迷っているなら「今の状態で本当にストレスを感じているか」を基準に判断しましょう。
    鏡を見るたびに色の薄さが気になり、毎日メイクで必死に補正しているなら検討時期ですが、現状に不満がないのであれば急ぐ必要はありません。

    良かれと思ってリタッチを繰り返すと、皮膚組織が硬くなり将来的に色が入りにくくなるほか、色が重なりすぎて透明感のない不自然な質感になるリスクがあります。
    一度濃く入れた色は簡単には消せないため、あえて何もしないという選択も大切です。

クリニックに相談する前に自分で決めておきたいこと

白を基調とした自宅でスマートフォンで唇の症例写真を確認している、女性の斜め後ろからの写真。女性はリラックスした表情。

納得のいくリタッチを受けるためには、自分の希望をしっかり言語化しておくことが重要です。ここでは、スムーズに相談するためのポイントを紹介します。

  • 自分の理想の色と形を明確にする

    まずは「今の自分が一番なりたい唇」の色と形を明確にしておきましょう。

    2年前の好みが今の自分にベストとは限りません。少し落ち着いた色味に変えたいのか、それとも前回の色を忠実に再現したいのかを考え、理想に近いイメージ写真などを用意しておくと、施術者とのミスマッチが防げます。

  • 予算や通える回数など現実的な条件を書き出す

    施術にかける予算の上限や、リタッチのために確保できる通院回数を事前に決めておきましょう。

    クリニックによってはリタッチ料金の設定が回数ごとに異なる場合もあります。自分のライフスタイルに合わせて、ダウンタイムの期間も含めて無理なく通えるスケジュールを想定しておくと、契約後のトラブルが防げます。

  • 過去の施術で気になった点を整理しておく理由

    今回の仕上がりをより良くするためには、前回の施術で感じた「色の定着具合」や「腫れの引き方」などを、事前に振り返っておくことが大切です。

    「もう少し内側まで色を入れたかった」「麻酔が効きにくかった」など、気になった点を具体的に伝えることで、施術者も施術方法や薬剤の調整がしやすくなります。

リタッチ前後のスケジュールとケアの流れ

リップを唇に優しく塗っている女性の斜め上からの写真。奥のテーブルにはカレンダーやクリーム、水の入ったコップなどが置かれている。

リタッチのトラブルを防ぐためには、施術前後の過ごし方が鍵です。最後に、施術当日の流れから日常のケアまで、押さえておきたいポイントを紹介します。

  • 施術前に準備しておくと安心なこと

    施術の1週間ほど前から、徹底的な保湿ケアと体調管理を心がけてください。
    唇が乾燥して荒れていたり、ヘルペスなどの症状が出ていたりすると、当日施術が受けられない場合があります。

    万全な状態で色素を定着させるためにも、十分な睡眠をとり、リップクリームやパックで唇のコンディションを整えておきましょう。

  • 施術当日から数日の経過と過ごし方の目安

    施術当日から数日間は、唇を清潔に保ち、刺激を抑える生活を送ってください。
    施術直後は一時的な腫れや色の濃さが目立ちますが、1週間程度でかさぶたが剥がれ、自然な色味に落ち着いていきます。

    この期間は、辛い食べ物や飲酒、激しい運動を控え、処方された軟膏やリップクリームで乾燥を防いでください。

  • 再び長持ちさせるために意識したい日常ケア

    リタッチした色を長く美しく保つためには、紫外線対策と保湿が重要です。
    紫外線は色素を退色させる大きな原因になるため、UVカット効果のあるリップクリームを日常的に使用してください。

    また、クレンジングの際に強くこすらない意識も大切です。

まとめ

唇の医療アートメイクは、2年という月日を経て退色していくことで、施術前の状態に近い色合いへと変化していきます。その変化を「リタッチによる整え直し」の機会にするか、「自然な退色を受け入れる」かは、あなたのライフスタイル次第です。

今の自分にとって何が最優先かを考え、信頼できる施術者に相談しながら納得のいく選択をしてください。

Q.2年たってほとんど色が残っていない場合もリタッチになるのか
A.基本的にはリタッチとして対応可能ですが、色の残り方によっては新規と同じ工程が必要になるケースもあります。施術予定のクリニックに確認しておくと安心です。
Q.以前より自然な仕上がりにしたいときでもリタッチで対応できるのか
A.リタッチの際に色味や濃さを調整すれば、よりナチュラルな印象に変えられます。カウンセリング時に、「より自然にしたい」という意向を具体的に伝えましょう。
Q.妊娠中や授乳中でも唇アートメイクのリタッチは受けられるのか
A.多くのクリニックでは施術を控えています。赤ちゃんへの影響や、ホルモンバランスの変化による肌トラブルのリスクを考慮しているためです。ただし、クリニックによって異なるため、事前に確認しましょう。

国際美容医療アートメイク協会が運営するアートメイクスクール
IMAA事務局 広報チーム
執筆者
IMAA事務局 広報チーム

本コラムでは、皆さんに役立つ医療アートメイクに関する情報をお届けします。基礎知識から最新のトレンド情報のみならず、医療アートメイクには不可欠な眉デザインの上手な描き方やメイクアップ方法など幅広く発信します。