基礎知識

アートメイク2日目のケアが鍵!美しい仕上がりを守るポイント

医療アートメイクの2日目は、人によっては赤みや腫れが残る場合があります。ただし、適切なケアを行うことで、肌トラブルを防ぐことができます。
この記事では、2日目に予想される症状や、適切なアフターケアの方法について詳しく説明します。また、スキンケアや日常生活での注意点もまとめています。
この記事で快適なアートメイク生活を送りましょう。

医療アートメイク2日目の経過と心構え

医療アートメイク2日目の一般的な経過を解説します。

  • 2日目の一般的な症状と対策

    医療アートメイクの2日目は、個人差はありますがひりつきや赤みが残っていたり、かさぶたができ始めて痒みが出現する可能性があります。
    医療アートメイクの施術後は皮膚に傷がついている状態のため、治癒の過程で起こります。
    できるだけ施術部位は触らずに、クリニックから処方された軟膏を塗り保護するようにしましょう。

  • 赤みや腫れがある場合のケア方法

    赤みや腫れが残っている場合は、タオルに包んだ保冷剤を使用して患部を冷やすようにしましょう。
    気になって触ってしまうことがあるかもしれませんが、この時期はかさぶたができ始めてくるため、不必要に触ってしまうとかさぶたを剥がしてしまいます。

  • 色が濃くなる

    施術後は注入した色素が少しずつ薄くなっていきますが、施術直後~1週間程は定着より濃く感じます。
    特に施術後2~3日目は最も色が濃いと感じることがありますが、時間の経過とともに薄くなっていき、約1週間後には色味も落ち着くことがほとんどです。
    すっぴんの場合は施術箇所が浮いてしまい気になるかもしれませんが、施術部位以外のメイクを調節することで違和感なく過ごすことができます。

  • 日常生活で注意すべきポイント

    施術後2日目は日常生活でのケアに加え、食事内容などにも気をつける必要があります。
    施術部位はクリニックで処方される軟膏を塗り、しっかりと保護・保湿するようにしましょう。
    施術後は肌が傷ついている状態のため、肌のバリア機能が一時的に低下しています。この状態の肌に紫外線や摩擦などの外的刺激が加わることは、色素の定着に影響します。
    また、紫外線が当たることで変色や退色が進んでしまう可能性があるため、紫外線対策はしっかりと行いましょう。色素が定着するまでは、強い紫外線が当たる屋外での活動は控えるようにしましょう。
    食事内容は刺激物や代謝を促進するようなものは避けることが無難です。特にリップの施術後は刺激のある食品が触れることで肌状態が悪化する可能性もあるため気をつけましょう。

医療アートメイク2日目の洗顔とスキンケア

医療アートメイク2日目は施術部位を水に濡らすことはNGです。その理由や対策を解説します。

  • 洗顔時の注意点

    施術後2日目の洗顔は特に注意が必要で、施術部位を擦ることなく優しく行うようにしましょう。
    ただし、施術後1週間程度は色素の定着に影響を与えるため施術部位はできるだけ濡らさないようにしましょう。
    拭き取りタイプの洗顔シートを使用したり、施術部位を軟膏で保護してから洗顔すると定着が良くなります。

  • 保湿の重要性と方法

    医療アートメイク後の保湿は肌の回復を早め、色素の定着を促進するために非常に重要です。特に施術後1週間は、皮膚がデリケートな状態であるため、しっかりと保湿することで乾燥を防ぎ、トラブルを回避することができます。
    保湿には、クリニックから処方された軟膏を使用するようにしましょう。軟膏を塗布する際は清潔にした手で擦らずに軽く押さえるように塗布しましょう。

医療アートメイク後のメイクの仕方

医療アートメイク後のメイクについて解説します。

  • メイクを避けるべき期間と再開時のコツ

    医療アートメイク後は施術箇所がまだ回復中のため、少なくとも1週間は施術部位へのメイクは避けるようにしましょう。
    1週間以降で施術部位のかさぶたが剥がれ、施術部位が安定してきたらメイクを再開しても大丈夫です。メイクを再開する際は、肌に優しいメイクアイテムを選びましょう。軽いフェイスパウダーやミネラル系のメイクアイテムを選ぶと肌への負担が少なく済みます。

  • メイクを落とす際の注意点

    医療アートメイク後のクレンジングは、肌に負担をかけないよう心がけることが重要です。 オイルタイプのクレンジングは、肌の油分を取り除きやすくなり乾燥を助長してしまうため、できればジェルタイプのクレンジングを使用することをおすすめします。
    優しく肌を押さえるようにクレンジングを馴染ませ、強く擦らないように気をつけましょう。保湿効果のあるクレンジング剤も乾燥を防ぐためには効果的です。

医療アートメイク2日目の食事と生活習慣

医療アートメイク2日目は刺激のある食事や血行を促進するような食事は避けるようにしましょう。その理由を解説します。

  • 医療アートメイク後に避けるべき食べ物

    施術後は、辛い食べ物やアルコールなどは血行を促進し、腫れや赤みを悪化させることがあるため避けるようにしましょう。
    特にリップの施術後は唇が食事による刺激を受けやすくなるため、辛い食べ物は避けるようにしましょう。
    施術後2日目には、野菜や果物を中心としたバランスの良い食事を心がけ、体内からも肌の回復をサポートしましょう。

  • アルコールやカフェインの影響

    アルコールやカフェインは血行を促進し、施術箇所の腫れや赤みを悪化させる可能性があります。特に医療アートメイク後2日目は肌が敏感な状態にあるため、これらの摂取を控えることをおすすめします。
    また、施術前にもこれらの摂取を控えることをおすすめします。アルコールなどによって麻酔の効果が低減してしまう可能性があるため、施術前24時間程度は控えるといいでしょう。

  • 健康的な食事の提案

    医療アートメイク後の肌の回復を促進するためには、ビタミンCやEを豊富に含む食べ物を摂取することが効果的です。
    例えば、ブロッコリーやキウイ、アーモンドなどの食材が肌の修復を助けます。また、オメガ3脂肪酸を含む魚類も、炎症を抑える効果があるため、積極的に摂取すると良いでしょう。

    参考:健栄製薬 【医師監修】肌荒れを治す食べ物は?摂取したい栄養素と肌への影響を解説 より

アフターケアの重要性と方法

医療アートメイクをより綺麗な状態で維持するためには、アフターケアが重要になります。

  • 長期的なケアのポイント

    医療アートメイクの効果を長期間維持するためには、適切なアフターケアが重要です。
    施術後1週間程度は、軟膏による保湿を徹底し、施術箇所が乾燥しないように注意しましょう。
    また、紫外線を避けるために、日焼け止めを毎日使用することも大切です。ただし、施術後1週間程度は施術部位への塗布は控えることが望ましいため、帽子や日傘などを用いて紫外線対策を行いましょう。
    また、定期的にクリニックでのメンテナンスを受けることで、綺麗な仕上がりを維持することができます。

  • 定期的なチェックとフォローアップ

    医療アートメイクは1回の施術だけでなく、1~2ヶ月後の2回目の施術を受けることで完成します。1回の施術では色素を異物として排出してしまう体の機能が働くため、ほとんどが排出されてしまいます。2回目の施術で薄くなった部分や、欠けてしまった部分を補充するように色素を入れていきます。
    また、綺麗に仕上がった状態を長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが重要です。
    1年に1回程度の頻度で施術を受けると効果的です。

  • まとめ

    医療アートメイク施術後の2日目は、人によっては赤みや腫れが残ることがありますが、施術部位を保冷材などで冷やすことで症状が軽減します。
    2日目は施術部位を濡らすことはNGであるため、メイクはもちろん、洗顔も控えるようにしましょう。洗顔が必要な場合は拭き取りタイプのシートなどで優しく拭き取るようにしてください。
    医療アートメイクを綺麗な状態で維持するためには、日々の保湿や紫外線対策が重要です。
    定期的なメンテナンスも長期的に美しい仕上がりを維持するためには必要です。

国際美容医療アートメイク協会が運営するアートメイクスクール
IMAA事務局 広報チーム
執筆者
IMAA事務局 広報チーム

本コラムでは、皆さんに役立つ医療アートメイクに関する情報をお届けします。基礎知識から最新のトレンド情報のみならず、医療アートメイクには不可欠な眉デザインの上手な描き方やメイクアップ方法など幅広く発信します。