
- 基礎知識
医療アートメイク施術者になるための資格はある?施術者になれる条件について解説
「医療アートメイクに興味があるけれど、資格は必要?」「歯科衛生士の私でも施術できるの?」そんな疑問や不安をお持ちではありませんか?
実は、日本では医療アートメイクの施術は、医師、歯科医師、または看護師の資格を持つ方のみが行えると法律で定められています。しかし、歯科衛生士の方も、歯科医師のもとでのみ、リップアートメイクの施術が可能です。
この記事では、施術者に求められるスキルや条件、専門スクールなどについて解説します。あなたのスキルを活かして、新たなキャリアへの一歩を踏み出してみませんか?
医療アートメイク専門の資格は存在しない
2024年現在、医療アートメイク専門の資格は存在しません。一方で、アートメイクの知識や技術を学べる専門スクールでは、卒業認定証(ディプロマ)を発行してもらえます。
卒業認定証は、理美容師のような国家資格などではなく、医療アートメイクの施術に必要な知識と技術を身に着けた証だと認識しておきましょう。医療アートメイク専門の資格はありませんが、アートメイククリニックを開業するときや面接を受ける際に、卒業認定証があると信頼度が高まります。
なお、卒業認定証をもらうためには、講習プログラムを修了するために検定などを受けて合格しなければなりません。検定の内容や回数などは各スクールで異なるため、公式サイトなどで確認しておきましょう。
医療アートメイク施術者になるための条件とは
医療アートメイク専門の資格はありませんが、施術者になるための条件があります。それは、医師免許もしくは看護師免許を取得していることです。
医療アートメイクは、医療行為になるため無資格者は施術できません。また、看護師は医師が常駐しているクリニック以外では、施術することはできないとされています。
そのため、看護師免許を持っている方が医療アートメイクの仕事をするには、医師常駐のアートメイククリニックに勤めるのが一般的です。
なお、歯科医師免許を持つ方は口周り(リップアートメイク)に限り施術が認められています。
そして、歯科衛生士も条件付きでリップアートメイクを施術することができます。
歯科衛生士法の第二条に記されている、「歯科衛生士は、保健師助産婦看護師法(昭和23年法律第203号)第三十一条第一項及び第三十三の規定にかかわらず、歯科医師の補助をこなすことができる」
このことにより、歯科衛生士は従来の業務に加え、美容医療分野でも活躍の場を広げるチャンスを得ることになったのです。
医療アートメイク施術に医師・看護師資格が求められる理由

医療アートメイクの施術には、医師、歯科医師、看護師、准看護師、歯科衛生士の免許が必ず必要です。これにはさまざまな理由があり、お客様が安心して施術を受けるためには当然と言えます。
医療アートメイクの施術に、なぜ医療免許を求められるのか、主な3つの理由を見てみましょう。
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皮膚に傷を付ける施術だから
医療アートメイクは医療行為に該当する施術であるため、医師、歯科医師、看護師、准看護師、歯科衛生士の免許が求められています。
まず、医療アートメイクは医療用の専用の針を使い皮膚に傷を付けて色素を注入していくものです。傷を付けるのは、タトゥーと違って皮膚の浅い部分になりますが、深さや入れ方などを見極める力が欠かせません。
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麻酔を使用する施術だから
医療アートメイクは、肌に傷を付けて色素を注入するため痛みを伴います。痛みは我慢できる程度に感じる方も多いですが、個人差があるため麻酔を使用することもめずらしくありません。
麻酔を扱えるのは、知識と技術を持った医師と歯科医師です。基本的に医療アートメイクの麻酔は、肌表面に麻酔クリームを塗るタイプの表面麻酔となりますが、痛みが強いときは注射針を使った麻酔を選択するケースもあります。
麻酔行為は、医療行為であり、また使用する事でアレルギー症状やショックおこす可能性もある為、医師、歯科医師、免許または看護、准看護師、歯科衛生士免許などの医療従事者免許が必要となります。
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医師免許がなければ機器が購入できないから
医療アートメイクに必要な、医療用の針を購入できるのは医師、歯科医師免許を持つ方のみです。看護師、歯科衛生士免許では購入できません。
そもそも、医療アートメイクで使う機材などは特殊なものとなります。取扱いには細心の注意を払う必要があり、正しく扱わなければ危険を伴うのは当然です。
なお、医療機器の販売には規制がかけられていますが、インターネットなどでは違法販売している販売業者もいるため注意しなければなりません。必ず、届け出や許可を得ている販売業者か確認しましょう。
資格なしに医療アートメイクの施術を行うと法律違反!

医療アートメイクは、医師、歯科医師免許もしくは看護師、歯科衛生士免許が必ず必要な医療行為です。「針を使って皮膚に色素を注入する施術は医師法が適用される」と医師法17条によって定められています。
また、医師法17条には「医師でなければ医業をなしてはならない」とも定められているにもかかわらず、無免許で医療アートメイクを行っているエステや個人サロンが存在しているのも事実です。
もちろん、医師免許を持っている医師が常駐していないエステや個人サロンは医師法違反とみなされ、しかるべき処罰を受ける対象になります。施術においても、正しい知識や技術を習得しているとは限らないため、お客様に危害を加えてしまう可能性もあり危険です。
医療アートメイクの施術者を目指したいのであれば、医師、歯科医師免許もしくは看護師、歯科衛生士免許が必ず必要になると認識しておきましょう。
有資格者が医療アートメイク施術者になるまでの道のり

医師、歯科医師、看護師、准看護師、歯科衛生士免許を持っている、有資格者が医療アートメイク施術者になるためには、いくつかの行程を踏む必要があります。今回は、一般的なアートメイク施術者になるための道のりを紹介するので参考にしてみてください。
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医療アートメイク施術の専門スクールに入学
これから医療アートメイク施術者を目指したい方は、アートメイク施術について学べる専門スクールに入学するのが一般的です。
医療アートメイクの施術方法について学べるところは限られています。医大や看護学校などでは、医療アートメイクについて学ぶ機会はないため、専門スクールで学ぶ方法を選ぶ方が大半です。
医療アートメイクの専門スクールのカリキュラムは、各スクールによって異なります。また、仕事をしながら学びたい方や遠方で通うのが難しい方などのニーズに合う専門スクールもあるため、条件に合うところを見つけることが大切です。
医療アートメイク施術を学びたいと思ったら、まずは専門スクールの説明会に参加したり、パンフレットなどを取り寄せて比べてみましょう。
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医療アートメイクに関する知識を身につける
医療アートメイクを正しく、安全に施術するためには、確かな知識と技術が必要です。IMAAアートメイクスクールでは、皮膚の構造といった基礎知識はもちろん、医療アートメイクとタトゥーの違い、施術後のダウンタイムの症状やその改善方法、安全な施術技術までを実践的に学ぶことができます。
特に初めて医療アートメイクにを学ぶ方に向けた基礎コースでは、現場で必要とされるスキルを体系的に習得できるカリキュラムであり少人数制で一人ひとりに丁寧に指導し、確実に技術を身につけられる環境が整っています。新たなキャリアを築くために、正しい知識と技術をしっかり学び、自信を持って施術できる医療アートメイク施術者を目指しましょう!
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医療アートメイクの施術スキルを取得する
医療アートメイクの施術スキルも専門スクールで取得できます。実際に医療アートメイクの施術に使う専門機器を使って実習できるのは、専門スクールの特徴です。
顏全体を見たときに、お客様の顏をもっとも美しくするためのバランスやデザインの手法なども学べます。専門スクールによっては、モデルを用意して施術する実習もあるため、より実践的なカリキュラムを希望される方におすすめです。
最新の技術を海外から取り入れている専門スクールもあるため、興味のある方は検討してみるとよいでしょう。
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卒業後クリニックへ就職し実績を積み上げる
専門スクール卒業後は、美容クリニックへ就職したり、クリニックへの導入、また、フリーランスとしてレンタルクリニックで施術を行ったりします。専門スクールを卒業する際にもらえる卒業認定証(ディプロマ)やライセンスなどは、クリニックへのアピールにもなるため、就職活動もしやすくなるでしょう。
就職する際は、症例写真の提示や症例数が必要になるクリニックも多いため、面接の際、写真を提示することで強いアピールになります。
就職後は、研修などを経て実際のお客様への施術を任される流れが一般的です。専門スクールで基本的な知識と施術スキルを習得していても、お客様の顏や悩みは十人十色。
どのような患者様にも満足してもらえるように、より多くの実績を積み上げることが大切です。
医療アートメイク施術者に求められる3つのスキル

医療アートメイクの施術者は、医療従事者免許を持っていれば誰でも良いというわけではありません。
アートメイククリニックやお客様から求められている3つのスキルについても、習得できるように努めましょう。
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コミュニケーション能力
医療アートメイク施術者は、お客様の要望を引き出すために会話をしながら表情を読み、お客様の望むイメージを引き出し体現することが仕事になります。
そのため、アートメイククリニックでは、お客様とのコミュニケーションも大切にしなければなりません。ご自分の希望を細かく伝えられるお客様なら、コミュニケーション能力はそれほど必要ないかもしれません。しかし、悩みや希望をうまく伝えられないお客様もいます。
お客様に心から喜んでもらうためには、満足できる医療アートメイクを施すためにどのような希望を持っているのか医療アートメイク施術者が引き出してあげましょう。
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デザインセンス
医療アートメイクの眉やアイライン、リップなどのデザインセンスは非常に重要です。デザインセンスが良いと、顔の印象も良くなりお客様は理想の雰囲気に近づけます。
通常のメイクと違って、医療アートメイクは1~3年消えることはありません。そのため、施術時の医療アートメイクのデザインセンスは磨いておく必要があるのです。
メイクには流行りだけでなく、年齢によっても似合うデザインなどが異なります。日頃からメイクの情報収集をし、お客様のあらゆる望みに応えられるように学び続けましょう。
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技術力
医療アートメイクは、就職してからが本番でもあります。お客様が満足できる医療アートメイクを施すためには、技術力を高めていかなければなりません。
専門スクールを卒業したばかりの頃は、当然ですが施術の実績がない状態です。このような実績のない医療アートメイク施術者では、お客様も不安になってしまいます。
数多くの施術を重ね、練習も繰り返し行うことで、技術力は高まっていくものです。先ほど解説したデザインセンスに関してあまり自信がない方は、技術を磨くことに専念するのも良いでしょう。
技術力があれば、デザインセンスの不安もカバーできるほどお客様から信頼してもらえる医療アートメイク施術者として活躍できます。
歯科衛生士も施術可能!リップアートメイクの新たな可能性

医療アートメイクの施術者に新たな風が吹き込まれています。これまで医療アートメイクは医師や看護師、歯科医師の領域でしたが、歯科衛生士も歯科医師のもとでリップアートメイクを施術できます。「歯科×美容」という新しい働き方を取り入れ、これまでの経験を活かしながらキャリアアップすることが可能です。
ここでは、歯科衛生士がリップアートメイク施術にむいている理由や学びをサポートするアートメイクスクールの魅力について詳しくご紹介していきます。
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歯科衛生士が施術にむいている理由
歯科衛生士がリップアートメイクを施術できる背景には、医療と美容分野の進化があります。リップアートメイクは、唇の色や形を美しく整え、お顔の印象をより魅力的にする施術です。歯科衛生士の方はもともと口腔内の健康管理や審美歯科の分野で活躍しているため、唇の美しさを引き出す、リップアートメイクとの親和性が高く、より自然で安全な施術を提供できるのです。
また、歯科衛生士の方が持つ解剖学的な知識や衛生管理のスキルは、施術時の安全性や精密さを高める大きな強みとなります。お客様に安心感を与えながら、より自信を持って施術ができるでしょう。
この新たな可能性は、歯科と美容の架け橋となり、お客様に、より大きな笑顔と自信を届けるチャンスでもあります。あなたのこれまでの経験を活かしながら、新たなスキルを身につけて、医療と美容の融合した世界へ一歩踏み出してみませんか?
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歯科衛生士向けアートメイクスクールの魅力
リップアートメイクの施術を行うためには、専門的な技術と知識の習得が欠かせません。IMAAアートメイクスクールでは、歯科衛生士の方が基礎から実践まで安心して学べるカリキュラムを提供し、未経験者でも確実にスキルを身につけられる環境を整えています。
IMAAのカリキュラムでは、顔全体のバランスを考慮したデザイン理論、色素の選び方、施術時の器具の取り扱い方など、リップアートメイクに特化した実践的な技術を学べます。さらに、モデルを使った実技演習を通じて、リアルな施術体験を積みながら自信をつけられるのも大きな魅力のひとつです。
また、働きながら学びやすい柔軟なスケジュールを採用しており、現職の歯科衛生士の方でも無理なく受講が可能です。修了後にはディプロマ(修了証)が発行され、信頼性のある施術者としての第一歩を踏み出すことができます
「もっと可能性を広げたい」「患者さんの笑顔に貢献できるスキルを身につけたい」そんな想いをお持ちの歯科衛生士の方は、ぜひ一度専門スクールの情報を調べてみてください。技術と知識を得るだけでなく、美容分野で新たなキャリアを築く一歩を踏み出せるでしょう。
まとめ
医療アートメイク施術者になるための、専門の資格はありません。しかし、医療行為にあたるため、施術を行えるのは医師、歯科医師または看護師、准看護師、歯科衛生士資格を取得している方しか医療アートメイクを施術することは出来ません。アートメイクの技術向上には、ゴールはないため、常に学び続け、技術を磨き続けていくことが大切です。
そのため、多くの方が専門スクールで基礎からしっかり学び、確かな技術を身につけてから現場に出ています。IMAAアートメイクスクールでは、安全な施術方法やデザイン理論、色素の選び方、実技演習まで、現場で活かせるスキルをしっかりと学べるカリキュラムを整えています。卒業する時には、ディプロマが発行されるため、就職時の強みとして活かすことができます。
「もっとスキルを磨きたい」「新しい道に挑戦したい」と思ったら、まずは、自分に合ったスクールを見つけることから始めてみてくださいね。
よくある質問
- Q.医療アートメイクの資格は何歳から取れますか?
- A.年齢制限などはありませんが、日本国内では、医師・歯科医師・看護師・准看護師・歯科衛生士の免許が必要です。
- Q.医療アートメイクの資格は国家資格ですか?
- A.厚生労働省が認定するような国家資格は現在ありません。アートメイクスクールに通い、認定証や修了証を取得するのが一般的になっています。