基礎知識

医療アートメイクのデメリットと解消方法

汗や水に濡れても崩れず、素顔でもメイクしたようなキレイな状態になる医療アートメイクは、多くの魅力があります。ただ、いざ施術を受けようとするとデメリットも気になりますよね。

今回は、医療アートメイクのデメリットは何か、それぞれの対処法もあわせてご紹介します。医療アートメイクに失敗しないためには、失敗例も把握しておくことで事前に対策ができます。失敗例や後悔しないクリニック選びのポイントについても解説するので、参考にしてください。

医療アートメイクのデメリット

医療アートメイクのデメリットや、それぞれのデメリットへの対処法をご紹介します。

  • 基本的に2回の施術を受ける必要がある

    体には、もともと体内にないものを異物として排除する働きがあります。そのため、色素を皮膚に定着させるには少なくとも2回の施術が必要です。場合によっては、3回施術することもあります。

    肌質によって色素を保つ力が異なりますが、とくに、初めての施術においては肌と色素が馴染みにくく、注入した色素が薄くなりやすいといえます。ほとんどのクリニックでは、2回セットなどの料金設定が用意されています。

    複数回通うことを考えて、自宅や職場から近いクリニックや、駅近などのアクセスがよいクリニックを選ぶと通いやすいでしょう。予約のとりやすさもポイントです。

  • ダウンタイムがある

    施術部位によっても異なりますが、1~2週間のダウンタイムがあります。ダウンタイム期間中は赤みや腫れ、痛みが生じることがあり、日常生活を送る際に気になることもあるでしょう。

    ダウンタイム中は運動や飲酒、日焼けを避け、施術部位を触らないなど行動制限をする必要があります。また、施術直後は色が濃く見える点にも注意が必要です。

    ただし、赤みや痛みは数日で治まることが多く、休日前に施術するなどスケジュール調整によって日常生活に影響しにくいように工夫もできます。保湿をしっかり行い、施術部位を清潔に保ち、適切なアフターケアをすることで、傷口の治りもスムーズになるでしょう。ダウンタイム期間は個人差があるので、なるべく早く回復したい場合は、お手入れをしっかりするようにしましょう。

  • 痛みが発生する場合がある

    医療アートメイクでは、皮膚の浅い部分に専用の針で小さな傷をつけて色素を入れていくため、施術の際に痛みを感じることがあります。アイラインやリップといったデリケートな部位は、眉やヘアラインなどと比べると痛みを感じやすいといわれています。

    ただし、基本的には皮膚に直接塗るタイプの麻酔クリームなどを使って施術するため、痛みは気にならないことが多いです。痛みに敏感な方や施術部位によっては、注射の局所麻酔を使うケースもあります。

    痛みが気になる場合や、麻酔が効きにくい体質である場合は、事前にカウンセリングで相談して不安を解消しましょう。施術後の痛みを防ぐためには、運動や飲酒、日焼けを避け、十分な保湿をして適切なケアをすることも大切です。

  • 永久に持つわけではない

    医療アートメイクは1~2年経過すると薄くなっていくため、永久に保てるわけではありません。薄くなってきたタイミングで、追加のメンテナンスが必要です。

    医療アートメイクがどれくらい持続するかは、ターンオーバーのサイクルといった体質や、年齢、施術部位、アフターケアの方法、ダウンタイムの過ごし方などによって変わってきます。

    保湿を十分に行い、かさぶたを無理に剥がさないようにして、ダウンタイム期間を適切に過ごしましょう。ダウンタイムが終わってからも、ピーリングをする場合は施術部位を避け、クレンジングや洗顔の際に施術部位に刺激を与えないようにするなど、配慮することがおすすめです。

  • 簡単に落とせない

    デザインが気に入らないなどの理由でやり直したいと思っても、医療アートメイクは簡単に落とせません。除去するには、レーザー治療や切除手術などが必要であり、費用がかかるうえ肌への負担も懸念されます。

    簡単には消せないことを理解したうえで、施術する際は慎重に検討します。丁寧なカウンセリングをしてもらえるクリニックであれば、疑問点や不安を解消して安心して施術を受けられるでしょう。

    満足のいくデザインにするためには、事前のカウンセリングでしっかりと希望を伝えることも大切です。

医療アートメイクのメリット

いくつかデメリットはあるものの、医療アートメイクにはさまざまな魅力があります。医療アートメイクのメリットをご紹介します。

  • 素顔に自信が持てるようになる

    たとえば、目力がない、眉が薄いといったコンプレックスを抱えている場合、すっぴんで人前に出るのは抵抗を感じることもあるでしょう。気になる部分に医療アートメイクを施すことで、素顔に自信が持てるようになることが期待できます。

    寝起きやお風呂上がりも施術部位は整った状態を保てるため、旅行などで他人に素顔を見せる際にも心に余裕が生まれるでしょう。予定がないなどでメイクをせずに過ごす日であっても、宅配便の受け取りやちょっとした外出で人と会うことになるケースもあります。素顔に自信が持てるようになると、急な用事のときもすっぴんのままで過ごしやすくなります。

  • 汗をかいても崩れない

    運動するときや温泉、海、プールに行く場合など、汗や水に濡れることでメイク崩れが心配になることもありますよね。メイクが崩れることを気にしていては、思いっきり楽しめないでしょう。医療アートメイクは汗や水で濡れても崩れないため、メイク崩れが気になる場面でも過ごしやすくなります。

    近年はマスク生活が定着しつつあり、とくに夏場はマスクの中で汗をかくことでリップメイクの崩れが気になることもあります。唇に医療アートメイクを施すと、人前でマスクを外すときもリップメイクの崩れを気にせずに済むでしょう。

  • トレンドに合わせて変化をつけられる

    先ほど医療アートメイクは1~2年で薄くなるとお伝えしましたが、一定期間経つと薄くなることはデメリットである半面、よい面も持ち合わせています。なぜなら、時代の流れとともに変化するメイクのトレンドに合わせて、デザインを変えられるからです。

    ナチュラルなアイメイクや目を強調させたメイクなど、メイクのトレンドは移り変わります。太い眉や細い眉など、眉の形のトレンドも時代によって違いがあります。

    また、年齢を重ねるとともに似合うメイクが変わったり、好みが変わったりすることも考えられます。医療アートメイクは、好みやトレンドに合わせてデザインに変化をつけられるのが魅力です。

  • キレイなラインが描ける

    「自分の骨格に似合う眉が分からない」「眉が左右非対称になってしまう」「リップラインをどう描けばよいか悩む」など、セルフメイクに自信がない場合もあるでしょう。忙しい朝は、丁寧なメイクができないこともありますよね。

    医療アートメイクでは、バランスのよいデザインや魅力的になれるデザインを提案してもらい、施術を受けます。自分で眉毛やリップラインなどを描かなくても、キレイなラインを描いた状態を保てます。

医療アートメイクが失敗することはある?失敗例を確認

医療アートメイクを施術するとなかなか消えず、やり直しにも手間がかかるため、失敗は避けたいところですよね。よくある失敗例を確認して、自分自身が同じ失敗をしないように気を付けましょう。

  • イメージと違う仕上がりとなった

    たとえば眉毛が想像よりもつり上がっているなど、希望していた形と違う仕上がりになってしまうケースもあります。また、医療アートメイクの色は徐々に馴染んでいきますが、変化を見誤って、思ったよりも濃くなってしまう場合もあります。

    失敗を回避するためには、事前のカウンセリングでしっかりと希望を伝えましょう。写真を見せて希望のデザインを伝えると分かりやすいです。信頼できるクリニックや、実績やスキルのあるクリニックに依頼することで、失敗するリスクを減らせます。

  • 左右の形が違う仕上がりとなった

    普段のメイクにおいても、左右対称にすることは気を付けるポイントのひとつです。眉を左右同じ形に描けないなど、苦労している方も多いのではないでしょうか。

    人の顔は左右対称ではなく、表情によっても顔の形やパーツの見え方は変わります。表情が変わったときの状態も加味して、左右の差が出ないように医療アートメイクのデザインを考えてもらう必要があります。左右対称の仕上がりにするためには、高い技術力が必要です。

後悔しない!医療アートメイクを行うクリニックの選び方

後悔しない医療アートメイクをするためには、クリニック選びが大切です。以下にご紹介するポイントを参考に、クリニックを選んでみてください。

  • 毛並みの再現ができるクリニックを選ぶ

    眉毛の医療アートメイクの仕上がりには、さまざまな種類があります。メイクしたような眉をつくれるパウダー眉や、眉毛が生えたような仕上がりになる毛並み眉、パウダー眉と毛並み眉を組み合わせた眉などがあります。

    毛並み眉を施術できるクリニックであれば、すっぴんでも眉毛があるような仕上がりになります。もともとの眉毛と医療アートメイクによる眉毛の区別がつかないような、自然な仕上がりにできるため、すっぴんで眉毛だけが浮いてしまうなどの心配もないでしょう。

  • 症例写真のあるクリニックを選ぶ

    クリニックの公式サイトやInstagramの投稿などを見ると、これまでの実績が分かります。実際に施術した症例写真が掲載されていると仕上がりの状態をイメージしやすく、失敗しにくいといえます。施術前と施術後の写真があれば、より一層仕上がりの状態を想像しやすいです。

    また、症例数があまりに少ないクリニックは避けるのが無難です。気になるクリニックがあれば、公式サイトなどを見て症例写真や実績をチェックしてみましょう。

  • メンテナンスプランのあるクリニックを選ぶ

    医療アートメイクは、永久に美しさを保てるわけではありません。たとえば眉毛であれば、もともとの眉毛と医療アートメイクによる眉毛とのつながりに違和感が出てくる可能性もあります。時間の経過とともに薄くなっていくため、定期的なメンテナンスをすることで美しい状態を維持できます。

    キレイな状態をキープしたいなら、メンテナンスプランを設定しているクリニックを選ぶのがおすすめです。通常の1回分の料金よりも安く施術してもらえるメンテナンスプランであれば、料金面でメリットがあります。

医療アートメイクのデメリットと解消方法に関するよくある質問

  • Q.医療アートメイクが落ちやすい人は?

    A.普段運動をしていたり、温泉が好きな方、レチノール系のターンオーバーを促すお化粧品をご使用の方は、代謝が早まるのでアートメイクが取れやすいです。

  • Q.医療アートメイクは何年くらい持ちますか?

    A.施術方法やお肌のターンオーバーにより個人差はありますが、2~3年程もちます。基底層というお肌の浅い部分に色素を入れているので、ターンオーバーと共に徐々に色素は抜けてきます。1年単位でメンテナンスする事で、綺麗な状態をずっと保つことができます。

  • Q.医療アートメイクは年を取ったらどうなる?

    A.彫る深さにもよりますが、現在のアートメイクの施術方法は、皮膚の浅い部分に色素を入れているので、昔のアートメイクの経過の様な残り方はしません。

まとめ

医療アートメイクは、すっぴんでもメイクしたようなキレイな状態になります。簡単には落ちませんが、数年で薄くなるためトレンドに合わせられます。

基本的に2回の施術が必要であり、美しい状態を保つにはメンテナンスも大切です。複数回通うことを考えると、セットプランやメンテナンスプランが設定されていて、駅近などアクセスのよい場所にあるクリニックが通いやすいでしょう。

ダウンタイムがあるため、休日前に施術するなどスケジュールの工夫をおすすめします。十分に保湿し、刺激を与えずに適切にダウンタイムを過ごすと、スムーズな回復に役立ちます。

後悔しない医療アートメイクをするためには、クリニック選びが大切です。信頼できるクリニックに依頼して、安心して施術を受けましょう。

国際美容医療アートメイク協会が運営するアートメイクスクール
IMAA事務局 広報チーム
執筆者
IMAA事務局 広報チーム

本コラムでは、皆さんに役立つ医療アートメイクに関する情報をお届けします。基礎知識から最新のトレンド情報のみならず、医療アートメイクには不可欠な眉デザインの上手な描き方やメイクアップ方法など幅広く発信します。