基礎知識

医療アートメイクと美容施術の間隔を解説!安全で美しい仕上がりを叶えるスケジュール術

女性が頬に手をあてて目を瞑りリラックスしている様子。「医療アートメイクと美容施術の間隔を解説!安全で美しい仕上がりを叶えるスケジュール術」というタイトルの入った美容コラムのメインビジュアル。

医療アートメイクは、他の美容施術との組み合わせや施術のタイミングによって、仕上がりや肌状態に影響が出ることがあります。
感覚を誤ると、色素がうまく定着しなかったり、肌トラブルにつながったりする可能性もあるため注意が必要です。

覚えておきたい基本ルールはひとつ。
肌に負担がかかりやすい施術は、時間を置いて受けることが大切です。

本コラムでは、医療アートメイクと併用する際に気をつけたい美容施術ごとの目安期間や、肌に負担をかけにくい、無理のないスケジュールの立て方を、初めての方にもわかりやすく解説します。

「自分のペースでキレイになりたい」「不安を抱えずに施術を受けたい」という想いに寄り添い、安心して美容計画が立てられるようサポートします。あなたらしい美しさを叶えるためのヒントが、きっと見つかるはずです。

このコラムを読んでわかること

・医療アートメイクと他の美容施術は、なぜ“間隔を空ける必要があるのか”がわかります。

・フェイシャルエステ・脱毛・美容医療など、施術ごとの目安期間と注意点が整理できます。

・予定に合わせて無理なく組める、美容施術スケジュールの立て方と肌トラブルを防ぐコツがわかります。

医療アートメイクと美容施術の基本的な違い

女性が顔の美容施術を受けている様子。女性はブラウンのガウンを着て白いターバンで髪をまとめ、丸めたタオルを枕にして仰向けに寝ている。施術者は女性の頭もとに立ち、手に持った美容液を女性の顔に塗っている。

医療アートメイクは、眉毛や唇といった顔の一部に色素を注入し、形や色味を整える施術です。毎日の化粧の手間を減らし、素顔でも自然で整った印象を与えることができるため、多忙な方やメイクが苦手な方に支持されています。一方で、フェイシャルエステやレーザー脱毛などの美容施術は、肌のコンディションや全体的な美しさを引き出すケアが主な目的です。それぞれの施術には特有の目的や効果があるため、違いを理解し、自分の美容ニーズに合った方法を選ぶことが大切です。

  • 医療アートメイクとは何か?

    医療アートメイクは医療技術を持つ施術者によって行われる美容施術です。
    「アートメイク」という呼び名は日本独自の表現で、
    海外ではパーマネントメイクアップ(Permanent Makeup) と呼ばれることがあります。

    Permanent = 「永久の」
    つまり日本語だと「永久的な化粧」という意味になります。
    とは言え一度入れてしまうと簡単には消せないタトゥーとは違って、医療アートメイクは皮膚の浅い層に色素を注入していくため、お肌のターンオーバーによって色素が排出されます。
    そのため一度施術すると一生メイクの形状を変えられない訳ではなく、メイクのトレンドによって後から雰囲気を変えることもできる点が利点です。

    医療アートメイクは、毎日のメイク時間を短縮したい方や、汗や水でメイクが落ちやすい方にとって、有効な選択肢のひとつです。
    ライフスタイルやお悩みに合わせて取り入れることで、日々の身支度がぐっと楽になることもあります。

    「毎朝忙しくてメイクに時間を割けられない」「スポーツやアウトドアが好きだけど、水や汗でメイクを崩したくない」「すっぴんでも可愛くありたい!」
    そんな方にぜひおすすめしたい美容施術となります。

    医療アートメイクの中でも人気が高いのは眉毛やアイライン、唇への施術ですが、特に眉毛の施術は毛流れに沿った繊細なデザインで自然な仕上がりが得られるため、まるで生まれつき整った眉毛を持っているような印象を作ることができます。

    ただ、医療アートメイクは美しさをサポートする心強い選択肢である一方で、他の美容施術とは異なり色素を直接肌に注入するため、施術スケジュールを守ることや施術後のアフターケアが重要になります。
    施術直後は色味が濃く感じられることから、不安を感じられることもありますが、これは色素が自然に馴染んでいく過程の一部です。徐々に色味が落ち着いてくるので安心してくださいね。

    自分のライフスタイルや希望に合ったデザインを選び、美容の新しい楽しさをぜひ体験してください。

医療アートメイクと他の美容施術の適切な間隔

女性の頭の上に数字やクエスチョンマークが浮かび、考え事をしている様子。次の施術まで何か月空けるといいのかを考えている構図。

医療アートメイクは、施術後の肌が一時的にデリケートな状態になるため、他の美容施術との間隔をしっかり考慮することが大切です。適切なタイミングを守ることで、肌トラブルを防ぎ、美しい仕上がりを長く維持することができます。それぞれの美容施術と医療アートメイクを組み合わせる際の注意点を以下で詳しく解説します。

  • 医療アートメイクの施術前後に避けるべき施術

    医療アートメイクの施術直後は、肌がとてもデリケートな状態です。また、施術の直前も、医療アートメイクによる肌ダメージが大きくなる可能性があるため、ケミカルピーリングやレーザー治療などの肌への負担の大きい施術は控えましょう。

    施術直後の皮膚には、浅い層に細かな傷がついているため、この時期にレーザー治療やピーリングなど強い刺激を伴う施術を行うと、炎症が長引いたり、色素の定着が不安定になったりする可能性があります。

    また、医療アートメイクの施術直前に肌に傷がつくような施術や、角質を取り除くような施術を受けることで、医療アートメイクの針によるダメージが強く現れてしまう可能性があります。

    特に注意したいのが、熱を加える施術や皮膚を剥離・刺激する施術。
    施術部位に直接関係がない場合でも、肌への影響を考慮し、慎重に判断することが大切です。

    施術後は、最低でも2週間は肌を休め、自然に回復する時間を確保しましょう。
    肌が回復することで医療アートメイクの仕上がりが安定し、色素が理想的に定着します。
    さらに、回復期間中は適切な保湿ケアやUV対策を行うことも重要です。これらの工夫が、トラブルを未然に防ぐ鍵となります。

  • フェイシャルエステ施術との間隔

    “保湿系のフェイシャルエステだったら医療アートメイク後すぐに受けてもいいのでは?”
    ・・・そんな声が聞こえてきそうですが、実はそうでもありません。
    確かに、フェイシャルトリートメントはリラックス効果があり、肌への刺激も比較的少ない施術ですが、医療アートメイク後の敏感な肌には注意が必要です。特に、パックやマッサージで施術箇所に摩擦が加わると、炎症を引き起こす可能性があります。
    肌の回復が進んでから施術を行う方が、より効果的に保湿成分が浸透するため、まずは施術後2週間程度お肌の回復を優先させましょう。

  • レーザー脱毛との間隔

    医療アートメイク後にレーザー脱毛を受ける場合は、少なくとも1ヶ月程度の間隔を空けるのが安心です。
    これは色素の定着と皮膚の回復が落ち着くまでに、ある程度の時間が必要とされているためです。

    レーザー脱毛は、毛根に熱エネルギーを与える施術のため、施術部位の皮膚にも少なからず影響を与えます。 医療アートメイクを入れた部分そのものでなくても、周辺にレーザーを照射することで、皮膚内の色素に反応してしまうリスクはゼロではありません。

    そのため、施術直後にレーザー脱毛を行うと色素が変色したり、薄くなる可能性があり注意が必要です。

    ただし、1ヶ月程度の間隔が必要なのは、医療アートメイクを行った部位、またはその周辺にレーザー脱毛を行う場合に限られます。
    医療アートメイクの施術部位から離れた部位であれば、同日の施術でも問題ないケースがほとんどです。

    例えば、眉毛の医療アートメイクを行った場合、眉周辺の脱毛は、色素が十分に定着した1〜2ヶ月後に行うことで、リスクを最小限に抑えることができます。もちろん、医療アートメイクを施した部位は、レーザーを照射することで色抜けのみならず火傷などのリスクも高くなるため、レーザー脱毛は不可となることを忘れないようにしましょう。
    また、レーザー脱毛を先に受けたい場合は、脱毛後の肌が落ち着いてから医療アートメイクを施すことをおすすめします。

  • 美容医療との間隔

    美容治療とアートメイクとの間隔やスケジュールを示した画像。2ヶ月毎に受ける2回のアートメイク施術を軸に、その前後で受けることができる美容治療(ボトックスやトーニング、RFなど)が書かれている。

    美容医療は、施術の種類によって医療アートメイクとの相性や注意点が大きく異なります。

    ボトックスやヒアルロン酸注入などの注入系施術は、施術部位が医療アートメイクと重ならない場合、同じ時期に受けられるケースもあります。
    ただし、施術部位によっては腫れや内出血が医療アートメイクの施術に影響する可能性もあるため、施術の順番や日程については、事前に医師へ相談することが大切です。

    一方で、HIFUやレーザー治療など熱エネルギーを用いる施術は、色素に影響を与える可能性があるため、医療アートメイクの前後には十分な間隔を空ける必要があります。

    例えば、眉毛の医療アートメイクを希望する場合、額にボトックスを施すタイミングによっては、眉の形が定着しづらくなることがあります。そのため、施術の順序や間隔を計画的に調整することで、双方の効果を最大限に引き出すことができます。

美容施術スケジュールの立て方

女性がデスクにカレンダーを置き、手帳に予定を書き込む様子。女性は柔らかな表情で、美容医療と医療アートメイクの間隔についてスケジューリングを行っている。

医療アートメイクや美容施術を効果的に受けるためには、施術の順序やタイミングを計画的に組み立てることが大切です。それぞれの施術には、効果が最大限に発揮される適切な順番やタイミングがあります。計画を立てる際のポイントを押さえ、自分のライフスタイルに合ったスケジュールを組むことで、美容効果を最大化する方法を一緒に見ていきましょう。

  • 施術の順序とタイミング

    美容施術のスケジュールは、肌の状態と「どの施術をどの部位に行うか」によって変わります。
    一般的には、ピーリングやレーザーなど刺激の強い施術を先に行い、肌が落ち着いてから医療アートメイクを受ける流れが検討されることが多いです。たとえば最初にフェイシャルケアで肌のキメを整え、脱毛で余分な毛を処理した後、肌をしっかりと回復させてから医療アートメイクを行うことで、肌のトラブルを防ぎ、色素の定着が良く仕上がりも美しくなります。

    迷ったときは、予定している施術をあらかじめ整理し、医師や施術者に相談するのがおすすめです。
    一覧にして共有することで、より安全で無理のないスケジュールを提案してもらいやすくなります。

  • 大事なイベント前の計画

    大切なイベントに合わせて医療アートメイクを検討する場合は、できれば2ヶ月以上前から計画するのがおすすめです。
    色が肌になじみ、回復が落ち着くまでにはある程度の時間が必要になります。

    どうしてもスケジュールに余裕がない場合でも、直前に施術を詰め込むのは避け、少なくとも数週間は間隔を取り、肌の状態を見ながら調整することが大切です。

    例えば大事なイベントを控えている場合、1ヶ月前に医療アートメイクを行うと、色素の定着が進み、自然な仕上がりになります。
    ピーリングや脱毛など、刺激の強い施術は少なくとも2週間以上前に済ませておくと安心でしょう。また、イベント直前にはリスクを避け保湿ケアや簡単なフェイシャルエステを行うことで、仕上げにお肌の透明感を引き出すことができます。

    スケジュールを立てる際には、余裕を持って計画し、トラブルを未然に防ぐようにしましょう。美容施術を最大限に活用して、自信を持ってイベントに臨むための準備を楽しんでください。

肌トラブルを避けるための注意点

女性がスキンケア用の洗顔料を顔全体に伸ばし、両手でケアをしている様子。クリーム状の洗顔料が顔全体に付き白っぽくなっている。

医療アートメイクを受けた後の美しい仕上がりを保つには、施術前後のスキンケアが欠かせません。肌の状態を整え、トラブルを防ぐために気をつけたいポイントを詳しく解説します。肌のケアをしっかり行うことで、施術後の不安を軽減し、自信を持って新しい自分を楽しむ準備が整います。

  • 施術前のスキンケア

    医療アートメイクを美しく仕上げるためには、施術前の肌の状態が大切です。乾燥していたり、炎症がある肌では、色素が均一に定着しにくくなることがあります。せっかく施術を受けるのに、そのような状態ではもったいないですよね。そのため、事前の保湿ケアとUV対策がポイントです。特に、施術の1週間前からは保湿クリームやセラムを使い、肌を柔らかく整えることで効果を引き出しましょう。

    また、日差しが強い日に外出する場合は、必ず日焼け止めを塗りましょう。紫外線を浴びた肌はデリケートになりやすく、施術時の刺激に敏感に反応することがあります。「美容施術は受ける前から始まっている!」という意識を持って準備を整えることで、施術後の仕上がりが格段に良くなり、安心して医療アートメイクを楽しむことができます。

  • 施術後のスキンケア

    医療アートメイク後の肌は一時的に敏感な状態になります。この期間中、いかに適切なスキンケアを行えるかが色素の定着を長持ちさせる秘訣です。刺激の少ない専用のスキンケアアイテムを使用し、肌に優しい成分で保湿を行いましょう。

    また施術箇所に触れたり摩擦を加えたりすることを避け、外出時には必ず日焼け止めを使用し、直射日光から肌を守るよう心がけましょう。
    特に、施術後1週間ほどは、色素が肌になじむ大切な期間です。
    この時期は摩擦をできるだけ避け、保湿と紫外線対策を基本に、施術を受けたクリニックの指示に沿って、丁寧にケアを続けましょう。

  • トラブル発生時の対処法

    施術後にトラブルを感じた場合は、症状に合わせて早めに対応することが、肌を守るために大切です。

    施術後、一時的に赤みや腫れが出ることがありますが多くは時間とともに落ち着いていきます。
    ただし、症状の出方や回復のスピードには個人差があります。

    次のような症状が見られる場合は、早めに施術先のクリニックへ連絡しましょう。

    • 赤みや腫れが強くなる、または数日経っても改善しない
    • 痛みや熱感がある、じゅくじゅくする、膿のような症状が出ている
    • かゆみや違和感が増し、日常生活に支障を感じる

    自己判断で市販薬を使用する前に、まずは施術を行ったクリニックへ相談することが安心です。

    早めの対処がトラブルの悪化を防ぎ、美しい仕上がりを保つ鍵となります。安心して施術を楽しむためにも、アフターケアを丁寧に行いましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では施術の間隔やスケジュールのコツを解説しました。 医療アートメイクと気になる美容施術を効果的に組み合わせるには、まずは一気に詰め込まず、施術ごとの特性を理解し、計画を立てることから始めてみましょう。

ポイントは次の3つです。

  1. 刺激の強い施術とは、十分な間隔を空ける
  2. 赤みやかさぶたが残っている間は、無理をしない
  3. イベント前は逆算し、余裕をもって計画する

不安がある場合は、予定している施術名や時期をメモしておき、施術を受けるクリニックに事前に相談しておくと安心です。

ぜひこちらを参考に、自分に合った美容プランを取り入れてみてくださいね。

Q.医療アートメイク後すぐにフェイシャルトリートメントを受けても大丈夫?
A.おすすめできません。施術直後は肌が敏感な状態のため、目安としては1〜2週間ほど間を空けて、肌が落ち着いてから低刺激のメニューを選ぶと安心です。
Q.レーザー脱毛後に医療アートメイクを受けるタイミングは?
A.赤みやヒリつきが落ち着いてからが基本です。目安は4〜6週間ほど。顔や眉周辺は事前に確認すると安心です。
Q.施術後の赤みや腫れはどのくらいで治る?
A.多くは2〜3日で落ち着きますが、肌質や部位により1週間前後かかることもあります。
摩擦を避け、保湿中心にケアを行いましょう。異変があれば施術先へ相談しましょう。
Q.美容施術の間隔を短縮する方法はある?
A.自己判断での短縮はおすすめできません。肌の回復と色素定着を優先し、詰めて施術を行いたい場合は希望の施術内容を伝えて医師に相談しましょう。
Q.施術間隔を守らないとどうなる?
A.炎症が長引いたり、色ムラや色素の定着不良につながることがあります。ダウンタイムが延び、予定に影響することもあるため、施術先の指示を優先しましょう。

国際美容医療アートメイク協会が運営するアートメイクスクール
IMAA事務局 広報チーム
執筆者
IMAA事務局 広報チーム

本コラムでは、皆さんに役立つ医療アートメイクに関する情報をお届けします。基礎知識から最新のトレンド情報のみならず、医療アートメイクには不可欠な眉デザインの上手な描き方やメイクアップ方法など幅広く発信します。