基礎知識

【おすすめのアートメイクスクールの選び方】看護師から転職したい方必見!

現在看護師や准看護師の転職先として注目されているのが、アートメイククリニックです。アートメイク看護師として働くには、アートメイクスクールで学んでから就職活動することをおすすめします。
アートメイクスクールは、医療アートメイクに関する基礎知識を学べるだけではなく、面接時のアピールポイントになったり就職先の紹介をしてもらえたりなど魅力的です。

今回は、アートメイクスクールの選び方やおすすめする理由などについて解説します。

看護師の転職にアートメイク看護師がおすすめ

現在看護師や准看護師として働いている方のなかで、転職を視野に入れている方は資格を活かせるアートメイク看護師がおすすめです。看護師や准看護師にアートメイク看護師をおすすめする理由は主に以下のものが挙げられます。

● 夜勤がない
● 病棟看護師よりも給料が高い
● 自分の頑張り次第で昇給が期待できる
● 自分にしかできない仕事を患者様に求めてもらえる

病棟看護師は、勤めている病院によっては必ず夜勤を担当しなければならないケースもあるでしょう。この夜勤手当こそが、病棟看護師の給料に大きく影響しています。病棟看護師の平均年収は479万円、月収は33.2万円と言われていますが、これらは夜勤手当込みの金額です。

アートメイク看護師は夜勤がないため、規則正しい生活を送れます。さらに、収入は夜勤手当がないにもかかわらず年収450万円以上、月収30~35万円以上が相場となっており高収入です。

また、アートメイク看護師には指名料などのインセンティブがつきます。このインセンティブこそが、アートメイク看護師の収入を大きく左右するポイントです。技術力が上がり施術者としてのランクがアップすれば、さらに高額のインセンティブが期待できるでしょう。

安定した技術を提供できると、指名数も増えていきどんどん昇給していくのが、アートメイク看護師の世界です。あなたの技術を求めて毎回指名する患者様も増えていくと、病棟看護師とは違ったやりがいを実感できるでしょう。

医療アートメイクとは?

医療アートメイクは、皮膚のごく浅い部分に医療アートメイク専用の針を使って色素をいれていく施術です。刺青と違って色素を入れる部分が浅いため、2~3年程度かけて徐々に薄く消えていきます。

主に施術する部位は、眉毛やアイライン、リップ、ヘアラインとなり、見た目の印象を変えたりメイク時間が短縮されたりなどメリットが多い点が魅力的です。また、医療アートメイクは流行りや年齢に合わせて色素が消えるタイミングでデザインを変えられます。

医療アートメイクに必要な資格は?

医療アートメイクは、皮膚に傷をつけるため医師法17条に該当する医療行為に認定されています。

【医師法17条】
● 医師でなければ医業をしてはいけない

医療アートメイクを含む医療行為が許されているのは、医師免許や看護師免許、准看護師免許、歯科医師免許を持つ有資格者のみです。

さらに、看護師と准看護師が医療行為をする際は医師の指示のもとでしか許されていません。そのため、アートメイク看護師として働けるのはアートメイククリニックや美容クリニック、美容皮膚科などの医療機関のみです。個人サロンやエステなどでアートメイク看護師を募集していても、医師が常駐していなければ法律違反になるため避けましょう。

なお、医師免許や看護師免許、准看護師免許、歯科医師免許以外に必要なアートメイク専門の資格は、2023年1月現在存在していません。

  • アートメイクスクールではディプロマやライセンスが取得できる

    医療アートメイク専門の資格は存在していませんが、アートメイク看護師を目指すために通うアートメイクスクールではディプロマ(卒業認定証)やライセンスが取得できます。

    これらは、医療アートメイク専門資格ではないものの、医療アートメイクに関する基礎知識や技術を習得している証です。就職活動の際は、面接時の良いアピールポイントになるだけなく「本気でアートメイク看護師を目指している」という姿勢が、クリニック側へ好印象を与えます。

こんなアートメイクスクールがおすすめ!

アートメイクスクールの数は多く、どこを選べばいいのか分からないと悩む方も少なくありません。しかし、カリキュラムや受講スタイルはスクールごとに異なるため、安易に決めるのは避けましょう。

今回は、アートメイクスクールを選ぶ際にチェックしておきたい4つのポイントをご紹介するので参考にしてみてください。

  • 座学だけでなく実践的なカリキュラムもある

    アートメイク看護師は、患者様への施術がメインの仕事です。そのため、アートメイクスクールでも座学だけではなく人工皮膚やモデルへの実技などの実践的なカリキュラムがあるところを選びましょう。

    座学では、皮膚の構造や専門機器の使い方の他にも、眉毛などのデッサン方法などを学びます。実技では、これらの知識をもとに美しい医療アートメイクに仕上げる方法を身につけていくため、就職後の自分をイメージできるはずです。

  • スクールの実績がある

    アートメイクスクールによって、実績は大きく異なるため公式サイトや資料請求などをしてチェックしてみましょう。

    卒業生の就職率や就職先のクリニック、現在活躍している施術者がいるのかなど、分かる範囲で確かめておくことは、スクール選びにおいて大切なことです。活躍している施術者が多いアートメイクスクールであれば、安心して学ぶことができるでしょう。

  • 卒業後のフォロー体制が整っている

    アートメイクスクール卒業後のフォロー体制が整っているかもチェックしてみましょう。特に、就職先の紹介やスキルアップするための追加講習などを行っているスクールは心強いです。

    他にも、医療アートメイクに関する悩み相談や最新技術や流行りの眉デザインなどを学べるアートメイクスクールもあります。なかには、卒業後のフォローなどがないアートメイクスクールもあるため注意しましょう。

  • デザインや最新技術を学べる

    眉毛やアイラインなどのデザインは、顔の印象を左右するため重要です。ひと昔前のデザインのままだと、一気に古い印象を与えてしまうため常に最新デザインを把握しておく必要があります。

    また、医療アートメイクの技術はどんどん進化しているため、最新技術を学べるアートメイクスクールだと得られるものが多いでしょう。

アートメイクスクールをおすすめする理由

アートメイク看護師になるにあたって、アートメイクスクールは必ず通わなければいけないものではありません。看護師や准看護師の免許があれば、未経験者歓迎のクリニックに就職することは可能です。

しかし、それでもアートメイクスクールで学んでから就職活動することをおすすめします。その理由を3つに分けてご紹介するので、ぜひ前向きに検討してみましょう。

  • 面接のアピールポイントになる

    アートメイクスクールでしっかり学んだ証であるディプロマやライセンスは、面接時の大きなアピールポイントになります。

    最初にお伝えしたとおり、医療資格者であれば特に資格が必要な職業ではありません。アートメイクスクールに通わないで就職活動する看護師や准看護師もいます。

    だからこそ、アートメイクスクールのディプロマやライセンスを取得していることで周りと差をつけることが可能です。また、真剣にアートメイク看護師として働きたいという意思も伝わります。

  • 就職先の紹介などをしてもらいやすい

    アートメイクスクール卒業後のフォロー体制が整っていれば、就職先のクリニックなどを紹介してもらいやすくなります。求人情報などに掲載されているクリニックは、競争率が高いためアートメイクスクールに通わず面接しても確実に採用されるとは限りません。

    その点、通っていたアートメイクスクールで就職先が見つからないことなどを相談すれば、提携しているクリニックでの採用情報などを聞けたり良いアドバイスをもらえたりします。

    就職活動や転職活動は、一人で悩んで落ち込んでしまいがちですが、アートメイクスクールを卒業していればさまざまな繋がりから道を切り開いていけるでしょう。

  • 卒業後も医療アートメイクの勉強を続けやすい

    医療アートメイクは、デザインや流行りのメイク、最新技術など、勉強するべきことがたくさんあります。日々学ぶことによって自分の糧になり、指名数や収入にも関わってくるといっても過言ではありません。

    アートメイクスクール卒業後は、スクールのフォロー体制により勉強を続けやすい環境が整っています。座学だけではなく、最新機器などについても勉強できる機会もあるでしょう。

    常に自分の知識と技術をアップデートすることを意識して、アートメイクスクールを選んでくださいね。

医療アートメイクに関するよくある質問

  • Q.医療アートメイクの資格はどのくらいで取れる?

    A.医療アートメイクの資格はありませんが、スクールにより発行しているディプロマがございます。
    スクールにより習得できる技術や期間、カリキュラムも異なるため、数日~半年等様々です。

  • Q.医療アートメイクを韓国でするには資格が必要ですか?

    A.韓国では医療アートメイクを施術するのに資格は必要ありません。

  • Q.日本では医療アートメイクは違法ですか?

    A.医師または医師の指示のもと看護師・准看護師のみ施術が可能となります。
    歯科医師は、リップ施術のみ可能となります。

まとめ

アートメイクスクールは、今後アートメイク看護師として就職したり働き続けたりするためにも通うことをおすすめします。卒業時に受け取れるディプロマやライセンスは、面接する際に大きなアピールポイントになるだけではなく、スクールで学ぶほど真剣にアートメイク看護師を目指していることが伝わるでしょう。

アートメイクスクールを選ぶ際は、スクールの実績や卒業後のフォロー体制、カリキュラムの内容などをチェックすることを忘れないでください。

これからアートメイク看護師を目指す方は、まずはアートメイクスクールに通うことを視野にいれて、資料請求などから始めてみてくださいね。

国際美容医療アートメイク協会が運営するアートメイクスクール
IMAA事務局 広報チーム
執筆者
IMAA事務局 広報チーム

本コラムでは、皆さんに役立つ医療アートメイクに関する情報をお届けします。基礎知識から最新のトレンド情報のみならず、医療アートメイクには不可欠な眉デザインの上手な描き方やメイクアップ方法など幅広く発信します。